補足説明ファイル
WinINSTALL 8.70.0400
Desktop Management Suite および
Desktop Availability Suite

本出版物に記載されている情報は、予告なしに変更されることがあります。Attachmate Corporation は、本マニュアルに関して商品性および特定目的への適合性の黙示の保証も含め、いかなる保証も行いません。Attachmate Corporation は、ここに記載されている内容の誤り、または本マニュアルの提供、動作、使用に関連する偶発損害または派生損害に対して、責任を負わないものとします。

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このファイルには、最新の基本的な起動情報、主な新機能の簡単な説明、および既知の問題に関する最新の情報が含まれています。


 

目次

起動のヒント

インストール要件

コンソールの最初の起動

WinINSTALL エージェント

コンフリクト判定

複製

サンプルパッケージ

評価版から製品版ライセンスへのアップグレード

サポートフォーラム

新機能および拡張機能

PXE ベースのクライアントリセット

コンソールからのコンピュータの Ping

スケジュール設定したジョブの一時停止機能

WinINSTALL Software Distribution Suite (SDS)

MSI パッケージ作成機能の向上

ウェイクオンラン (自動起動)

ワークグループ環境への対応の向上

エージェント配置機能と監視機能の強化

構成可能なシェアディレクトリの選択

複数のパッチのダウンロード機能

ライセンス管理の改善

CD ウィザードの改善

ユーザアカウントに対するジョブスケジュール

グローバルジョブと既定値

クライアントリセット機能の改善

ユーザ設定情報管理エンジンの新しいリリース

SQL Server 2005 への対応

制限事項および既知の問題

セットアップ

MSDE DBMS セットアップ

MSDE DBMS の削除

評価版の制限

評価版からのアップグレード

WinINSTALL データベースの初期化

WinINSTALL エージェント

手作業による配置

エージェントの配置

エージェント構成

データベースの変更

コンソール

データベース

Oracle DBMS の問題

データベースロールアップシェアディレクトリ

Windows Server 2000 から Windows Server 2003 へのアップグレード時に、WinINSTALL でデータベース接続のダイアログボックスを開けなくなる問題

Windows XP Pro SP2 RC2 で、データベースサーバ名が、ローカル MSDE がインストールされたデータベースウィザードで表示されない問題

同一コンピュータ上で製品のアンインストールおよび再インストールができない問題

Active Directory

NetWare

インベントリにおけるアプリケーションとファイルの関係の表示

検出

NAI から MSI への変換

MSI 検証

パッケージ

スケジュール設定

発行および結合のいずれか、または両方のジョブのスケジュール設定

スケジュール設定されたジョブの開始と終了時間

インストーラ

PXE クライアントリセット

Windows 95/98 の制限

NLS (英語以外の) オペレーティングシステム

クライアントリセット

複製

ユーザ設定情報管理 (Desktop Availability Suite のみ)

ユーザ設定情報の収納場所のセキュリティ

ユーザ設定情報管理の文字制限

移行中のユーザアカウント処理

ポリシーの配布

Windows XP への移行に失敗する場合

ユーザ設定情報管理のリストアジョブが、ジョブ作成時に指定されたファイルの上書き設定に従わない場合

Windows Vista (tm)

起動のヒント 

インストール要件

WinINSTALL のワークステーション、サーバ、シェアディレクトリ、データベースのインストールに対する特定の要件については、「WinINSTALL インストールガイド」を参照してください。

コンソールの最初の起動

コンソールを初めて起動する時に、既定設定ウィザードによって、WinINSTALL データベースと WinINSTALL シェアディレクトリの場所を入力するように促される場合があります。

コンソールの起動時に、これらの情報を準備しておいてください。

WinINSTALL エージェント

WinINSTALL エージェントをコンソールから自動的に配置するには、エージェントを配置するコンピュータの管理権限のあるアカウントでログインする必要があります。(配置ユーザインタフェースで指定した資格情報は、エージェントを配置するためのものではなく、ターゲットコンピュータでエージェントを操作するためのものです。)

WinINSTALL エージェントをインストールして実行するには、Windows 95 を搭載したコンピュータに WinSock 2 がインストールされている必要があります。

コンフリクト判定

ベースラインコンピュータ上のコンフリクト判定のためにベースラインを作成します。WinINSTALL シェアディレクトリの \bin ディレクトリにあるベースライン生成プログラム WIBaselineGen.exe を実行します。

複製

WinINSTALL サーバとしての役割が割り当てられたコンピュータ間のみ複製が可能です。つまり、ソースとターゲット両方のコンピュータが、WinINSTALL サーバであり、かつ、WinINSTALL エージェントが配置されている必要があります。

サンプルパッケージ

WinINSTALL には多数の配布用サンプルパッケージがあります。誤ったインストールを避けるために、これらのパッケージは、インストールとアンインストールの両方が無効な状態で提供されます。これらのパッケージのうちのいずれかを使用するには、配布前にパッケージを有効にしてください。

評価版から製品版ライセンスへのアップグレード

WinINSTALL Desktop Management Suite または Desktop Availability Suite の評価版をインストールしているが、製品版ライセンスを購入済みの場合は、インストールされた評価版から完全なライセンス版に直接アップグレードできます。製品版ライセンスキーを入力するには、コンソールの [ヘルプ] - [バージョン情報] 画面で [変更] ボタンをクリックし、表示されたダイアログボックスにライセンスキーを入力します。この操作で製品版ライセンスに更新できます。

サポートフォーラム

Attachmate は、すべての WinINSTALL 製品に関する議論とサポート用に、無料のフォーラム http://bbs.ondemandsoftware.com (英語版) を提供しています。 

新機能および拡張機能 

WinINSTALL 製品ファミリー 8.7 リリースは、ネットワーク管理者としてのジョブをより簡単にするために設計された、多数の新機能および拡張機能を備えています。主な新機能と拡張機能を次に示します。

PXE ベースのクライアントリセット

WinINSTALL Desktop Availability Suite (DAS) に、PXE (Preboot eXecution Environment) ベースの新しいクライアントリセット機能が含まれるようになりました。この機能は、構成と使用が非常に簡単であり、DOS または、ターゲットコンピュータにインストールされている以外のオペレーティングシステムを使用しません。

オペレーティングシステムファイル、ドライバ、インストール後ユーティリティなどの PXE リセットサーバファイルによって、WinINSTALL の組み込み複製機能を使用して、ある PXE サーバから別のサーバへ複製することができます。

WinINSTALL Desktop Availability Suite の PXE ベースのクライアントリセット機能を使用すると、MS-DOS を読み込んだり MS-DOS アプリケーションを実行することなく、ネットワークサーバから直接 Windows オペレーティングシステムがインストールされます。さらに管理者は、WinINSTALL ソフトウェアに組み込まれたソフトウェア配布とユーザ設定情報管理の統合機能を使用して、必要に応じてリセットプロセスにいくつでもアプリケーションパッケージや Microsoft パッチのインストールを含めたり、ユーザのデータおよび設定のリストアを含めることができます。

WinINSTALL PXE クライアントリセットでは、Microsoft から提供されたオリジナルのセットアッププログラムを使用して Windows オペレーティングシステムがインストールされるため、構成ファイルによってプロセスが合理化され、完全に無人で動作します。ベンダのセットアッププログラムを使用してオペレーティングシステムをインストールすることにより、1 つのオペレーティングシステムファイルセットを多数の構成に使用できる一方、必要な構成ごとに別個のイメージを作成して管理する必要がなくなります。また、WinINSTALL PXE リセットプロセスでは、インストール時間が非常に高速化されています。

WinINSTALL の強力なユーザ設定情報管理機能およびソフトウェア配布機能と PXE クライアントリセットとのシームレスな統合により、他に類を見ないほど強力かつシンプルなデスクトップ管理が実現します。これらの機能の完全な統合により、一連の操作が簡単になります。つまり WinINSTALL コンソールでコンピュータまたはコンピュータグループを右クリックし、コマンド 1 つでユーザのデータと設定のバックアップ、PC の再起動、ハードディスクのフォーマット、Windows 2000、XP、2003 の新しいコピーのインストール、一連のパッチやアプリケーションパッケージのインストールを実行し、最後にユーザのデータと設定をリストアすることができます。WinINSTALL PXE クライアントリセットは、ネットワーク上の 1 台の PC または PC のグループをリモートから無人で再構築するための簡単、効率的、かつ便利な手段を提供します。

WinINSTALL PXE クライアントリセットでは、次の 3 種類の方法のいずれかでクライアントをリセットできます。

  1. 目的のクライアントを選択して、すぐにリセットを起動できます。

  2. コンピュータが次回再起動する時に、リセットが実行されるように構成できます。

  3. PXE クライアントリセットを後日設定した時間に実行したり、定期的に繰り返し実行するようにスケジュールできます。

すぐにリセットした場合や、リセットをスケジュールした場合 (上記の 1 および 3 の方法)、WinINSTALL の PXE クライアントリセット機能によって必要に応じてコンピュータが自動的に起動され、リセットが実行されます。

コンソールからのコンピュータの Ping

WinINSTALL Software Distribution Suite、Desktop Management Suite、Desktop Availability Suite では、WinINSTALL コンソールに内蔵された Ping 機能を使用できるようになりました。この機能により、コンソールとコンピュータまたは選択したコンピュータグループとの間の接続性をテストすることができます。WinINSTALL の Ping 機能は、1 台または複数のコンピュータを一度にテストすることが可能で、使用環境が効率的に運用されていることを保証するように構成できます。

WinINSTALL Ping 機能を使用するには、リストから任意のコンピュータを選択して [コンピュータ] - [Ping] コマンドを選択するか、右クリックすると表示されるコンテキストメニューから [Ping] を選択します。

スケジュール設定したジョブの一時停止機能

スケジュール設定されたタスクの実行を、一時的に停止できるようになりました。スケジュール設定されたタスクを中断しても、WinINSTALL データベースからタスクのキャンセルや削除は実行されません。タスクの実行が一時的に中断されるだけです。このタスクの実行は、スケジュール設定されたタスクを再作成しなくても、いつでも再開できます。

WinINSTALL Software Distribution Suite (SDS)

インベントリ、複製、オペレーティングシステムの配置、その他の詳細機能を必要としない環境で、ソフトウェアのパッケージ作成と配布機能のみを提供する WinINSTALL のバージョンもご利用になれます。

新しい WinINSTALL SDS 製品は、WinINSTALL の強力で簡便なパッケージ作成と配布の機能は必要とするものの、フルセットの WinINSTALL Desktop Management Suite 製品や WinINSTALL Desktop Availability Suite 製品の高機能が必要ない場合には、まさにうってつけの製品です。

WinINSTALL SDS は、すべてを網羅する柔軟なソフトウェアパッケージ作成と配布の機能は必要でも、インベントリ、ライセンスと資産の管理、オペレーティングシステムの配置、パッケージの複製、ユーザ設定情報管理などの機能は必要としない組織向けに設計されています。

MSI パッケージ作成機能の向上

WinINSTALL の MSI パッケージ作成機能は、次に挙げる機能を追加するなどの多くの方法で拡張されてきました。

  • WinINSTALL では、WinINSTAL コンソールで MSI ファイルに加えた変更の履歴を、MSI ファイル自体に保存できるようになりました。

  • WinINSTALL では、ユーザに Windows インストーラプロパティの値を簡単にプロンプトできるようになりました。表示させるダイアログボックスの名前、ユーザに対して表示するプロンプト、ユーザが入力したテキストを配置する場所のプロパティを入力すれば、設定は終了です。

  • WinINSTALL で 2 つの MSI ファイルを比較するだけで、トランスフォームを作成できるようになりました。2 つの MSI ファイルの違いは自動的にトランスフォームに変換されます。このトランスフォームが最初の MSI ファイルのインストールに適用されると、それは 2 番目の MSI ファイルのインストールと同じものになります。

ウェイクオンラン (自動起動)

WinINSTALL Software Distribution Suite、WinINSTALL Desktop Management Suite、WinINSTALL Desktop Availability Suite では、ウェイクオンラン機能により、コンピュータをスリープ状態から復帰できるようになりました。自動起動コマンドは即座に発行することも、指定日時に発行することもできます。

WinINSTALL Desktop Management Suite と WinINSTALL Desktop Availability Suite のいずれかを使用している場合、それ以外にもスケジュール設定済みの任意のジョブに自動起動を追加するオプションがあります。

ワークグループ環境への対応の向上

WinINSTALL Software Distribution Suite、WinINSTALL Desktop Management Suite、WinINSTALL Desktop Availability Suite のすべての製品で、非 Active Directory、非ドメイン環境のシームレスな参照を可能にする新しいコンソール設定の追加など、ワークグループネットワークへの対応が強化されました。

エージェント配置機能と監視機能の強化

このリリースの WinINSTALL Suite 製品では、WinINSTALL エージェントの自動ネットワーク配置に加えて、エージェント配置と監視機能に対して次のような多くの拡張機能が追加されました。

  • 複数の配置操作に、アカウントの資格情報を安全に再利用できるようになり、操作ごとに再入力する必要がなくなりました。

  • [エージェント活動] ウィンドウに、配置やその他のコンピュータ操作の進行状況がリアルタイムで表示され、ロールオーバーツールヒントに追加のステータス情報が表示されいるようになりました。

  • エージェントのステータスには、追加ステータス情報と診断情報が含まれています。

  • [コンピュータ] の [全般] タブに、各 WinINSTALL サブエージェントの現在のステータスと活動が表示されるようになりました。

  • [コンピュータ] の [全般] タブで、エージェントステータスの更新機能の動作を構成することができるようになりました。

  • 手作業による配置 (SMD) 機能は、場合によっては SMD ファイルの内容を上書きできるように拡張されました。その主な目的は、配置時に配置シェアディレクトリを指定できるようにすることであり、これによって、単一の手作業による配置ファイルを企業全体で使用できます。

構成可能なシェアディレクトリの選択

WinINSTALL は、ワークステーションごとにブートアップ時に、事前定義されたグループの中でどの WinINSTALL シェアディレクトリが最適なシェアディレクトリかを判別する機能を提供するようになりました。

DMS および DAS で提供される詳細な操作は、組織内の複数の場所で仕事をするようなラップトップユーザにとって特に便利です。この場合、そのようなユーザは、その都度ホームのシェアディレクトリに戻らなくても、どこにいてもユーザ自身が検出する最も近接した WinINSTALL シェアディレクトリに自動的に接続できます。

もちろん、管理者はシェアディレクトリの順番と最も近接したシェアディレクトリを判定する基準を構成することができます。

複数のパッチのダウンロード機能

WinINSTALL Suite 製品は、Microsoft のパッチをより簡単に管理できるようになりました。つまり、複数のパッチに対してダウンロードと自動パッケージ作成を 1 度で行う、特別な WinINSTALL ユーティリティを使用して Microsoft で対応する言語すべてのパッチにアクセスできるなどの機能が追加されました。

ライセンス管理の改善

WinINSTALL DMS および DAS ライセンス管理機能は、多くの点で拡張と改善が行われました。例えば、所有のライセンス数、使用中のライセンス数、使用可能なライセンス数を一目で参照することができるようになりました。

CD ウィザードの改善

WinINSTALL Software Distribution Suite、Desktop Management Suite、Desktop Availability Suite で使用できる WinINSTALL CD ウィザードを使用して、管理者は CD または DVD に書き込むアプリケーションおよびアプリケーションのリストのステージングを非常に迅速かつ簡単にできるようになりました。また、どちらか一方または両方の WinINSTALL インストーラを含めたり、メディアの挿入時に実行される自動実行ファイルを作成することもきわめて簡単にできます。

このリリースでは、より速く、簡単かつ円滑にアプリケーションパッケージ CD や DVD を作成できるように、CD ウィザードの合理化と簡略化が行われました。

ユーザアカウントに対するジョブスケジュール

WinINSTALL Suite 製品では、特定のユーザおよびユーザグループのどちらかあるいは両方に対してジョブのスケジュールを設定する際に、各ターゲットコンピュータで、コンピュータ上に指定されたターゲットユーザの既存のアカウントプロファイルがあるかどうかを確認できるようになりました。存在する場合にジョブが実行されます。

これは、WinINSTALL エージェントを実行しなければアカウントを確認できなかった、前回のバージョンからの変更点です。

グローバルジョブと既定値

ネットワークにまだ参加していないワークステーションも含めてすべてのワークステーションで実行するジョブをスケジュールする簡単な方法が WinINSTALL に追加されました。

さらに、このリリースでは、すべてのワークステーションの設定の変更と、ネットワーク内のすべてのコンピュータの既定設定の変更が簡単になりました。

クライアントリセット機能の改善

WinINSTALL Desktop Availability Suite で使用できるクライアントリセット機能に、ワークステーションでのオペレーティングシステムのインストールとリストアという領域を超える強化機能が追加されました。

  • コンピュータ名は、リセット操作全体を通して自動的に保持されるようになりました。

  • インベントリ後に自動的に作成される動的リストファイルにより、リセット前にインストールされていたすべてのアプリケーションの自動リストアが可能になります。

  • 詳細設定の操作に、(指定したリセット前のアプリケーションを新しいリセット後のアプリケーションに置換する) アプリケーションマッピングが追加されました。この機能によって、リセット操作の一部としてアプリケーションの自動アップグレードが可能になります。

  • ユーザ設定情報のバックアップとリストアを、自動リセット操作に簡単に含めることができるので、1 回の操作で完全なクライアントリセットを行うことができます (バックアップ、続いて再起動、ハードドライブの再フォーマット、OS のインストールとアプリケーションセットのインストール、最後にユーザのデータと設定のリストア、という一連の流れになります)。

  • 仮想フロッピーディスクパッケージにより、1 台のワークステーションまたはワークステーショングループのドラッグアンドドロップまたはスケジュール設定されたリセットが可能になります。

ユーザ設定情報管理エンジンの新しいリリース

WinINSTALL Desktop Availability Suite に、Tranxition Personality Transfer Pro(tm) 4.60 エンジンが組み込まれました。高性能のこのエンジンは、多数の一般的なアプリケーションと Windows 設定の完全な抽出と抽入の機能を備えています。

SQL Server 2005 への対応

WinINSTALL は、Microsoft SQL Server 2005 と流通しているすべてのエディションに対応するようになりました。

WinINSTALL データベース対応機能に、次のデータベース管理システムが含まれるようになりました。

  • Microsoft SQL Server 2000 Desktop Engine (MSDE 2000)

  • Microsoft SQL Server 2000

  • Microsoft SQL Server 2005

  • Oracle 9i 以降

 

制限事項および既知の問題

以下には、このリリースでの既知の問題のすべてと、可能な場合の対処法が示されています。ほとんどの問題について、今後のリリースで対処する計画です。

セットアップ

セットアップ゚中にコンソールのインストールディレクトリを変更することはできますが、既定のディレクトリの使用をお勧めします。[ProgramFilesFolder]OnDemand\WinINSTALL\

WinINSTALL エージェントは常に [ProgramFilesFolder]OnDemand\WinINSTALL\ にインストールされ、エージェントとコンソールが同じディレクトリある場合、WinINSTALL のその後のメンテナンスが容易になります。

MSDE DBMS セットアップ

Microsoft SQL Server Desktop Engine (MSDE) データベースシステムのインストール後、次の警告メッセージが表示される場合があります。

Windows を正しく動作するために必要なファイルが認識できないバージョンのファイルに置き換えられています。システムの安定を維持するために、これらのファイルを元のバージョンにリストアする必要があります。Windows NT 3.51 Workstation、Windows NT 4.0 Workstation、Windows 2000 Professional、Windows 95、Windows 98、または Windows Me の CD を CD-ROM ドライブに挿入してください。

Microsoft が提供する MSDE インストールでは、保護されたファイルを別のバージョンで置き換えることができます。Microsoft がこの設定を行っているため、Attachmate は、この設定を変更することはできません。

この警告メッセージは、元のファイルに置き換えることが可能であることを示しています。ファイルが置き換えられたという事実を単に無視することによって、インストールを続行できます。WinINSTALL は、これらのファイルが置き換えられても正常に動作します。

MSDE DBMS の削除

MSDE オプション付き WinINSTALL をインストールし、後で MSDE をシステムから削除する場合、まず最初に、SQL AD Helper サービスの停止を確認してください。そうしないと、MSDE の削除が難しくなることがあります。

評価版の制限

評価版ライセンスでは、制限された日数で製品を使用できます。評価対象の製品によって評価期間は異なります。

評価期間中に作成したパッケージには、評価用ライセンスの有効期限が設定されます。評価期間が過ぎた後は、これらのパッケージのインストールは動作しなくなり、また修復は非常に難しくなります。

したがって、評価期間中、これらのパッケージの配信はテスト環境のみに限定することをお勧めします。評価期間が過ぎた後にこれらのパッケージを配布するには、WinINSTALL を購入して、新しくライセンスされたコンソールから各パッケージに一度アクセスする必要があります。

評価版からのアップグレード

WinINSTALL 8.7 製品の評価版がインストールされている場合、[ヘルプ] - [バージョン情報] 画面にライセンスキーを入力するだけで、同じ製品の製品版にアップグレードできます。

評価版使用中、複数のコンピュータにコンソールをインストールした場合は、これら各々のコンピュータでコンソールをアップグレードする必要があります。その場合は、各コンソールコンピュータの WinINSTALL シェアディレクトリの \bin ディレクトリで、アップグレードされた WIConsole.msi を実行してください。セットアップが開始し、コンソールをアンインストールして修復します。

アンインストールして再インストールするか、単に [修復] のみを選択することもできます。どちらの場合も、コンソールは完全なライセンス版にアップグレードされます。アップグレード前に必ずコンソールを閉じてください。

製品間および評価版のアップグレード

上記の手順は、1 つの WinINSTALL の製品は評価版であるが、別の製品は購入している場合には有効ではない場合があります。実際、ある製品の評価版が、別の製品にまったくアップグレードされない場合があります。例えば、WinINSTALL MSI Packager Professional の評価版を使用した後に、WinINSTALL Desktop Management Suite を購入しようとする場合、Desktop Management Suite をインストールする前に、MSI Packager 製品の評価版をアンインストールする必要があります。

下の表を参照して、評価版をアップデートできるかどうかを判定してください。アップグレードできない場合は、ライセンス版をインストールする前に評価版をアンインストールする必要があります。

評価版

バージョン 8.7 ライセンス製品
(アップグレード可能):

LE

MSI

SDS

DMS

DAS

LE 8.7 評価版

MSI 8.7 評価版

SDS 8.7 評価版

○*

○*

DMS 8.7 評価版

DAS 8.7 評価版

SDS 8.7

該当なし

○*

○*

DMS 8.7

該当なし

* Software Distribution SuiteDesktop Management Suite または Desktop Availability Suite にアップグレードするには、SDS とほかの製品との間のデータベース構成の変更に対応するため、次に示す特別な手順が必要です。 

WinINSTALL データベースの初期化

WinINSTALL には、WinINSTALL シェアディレクトリの \bin ディレクトリにあるデータベース設定ウィザード WIDBSetup.exe が含まれます。WinINSTALL のセットアップでは、このウィザードを実行するオプションはセットアップの最後に示されますが、任意の時間に直接実行することもできます。このウィザードでは、MSDE、Microsoft SQL Server、Oracle で WinINTSALL データベースに必要なすべてのテーブルを作成できます。

WinINSTALL エージェント

  • Windows 95、Windows 98、Windows NT 4 を搭載したコンピュータに WinINSTALL エージェントをインストールした後、それらのコンピュータの再起動が必要になる場合があります。システムファイルが、必要最低限のレベルに達していない場合、WinINSTALL エージェントはいくつかのシステムファイルを置き換えます。これらのファイルが別のソフトウェアのインストール処理ですでに更新されている場合は、再起動は必要ありませんが、まだ更新されていない場合は、エージェントのセットアップでは、置き換えが必要であり、これらの使用中のファイルを置き換えるために、コンピュータを再起動する必要があります。

  • 日本語版の Windows NT 4 および Windows 2000 コンピュータでの WinINSTALL サーバエージェントのインストールでは、再起動の必要がある場合があります。これは、日本語版の Windows NT および Windows 2000 には、WinINSTALL で必要なバージョンより前の MDAC バージョンが含まれるためです。 よって、これらのうちいずれかのオペレーティングシステムであるコンピュータで WinINSTALL サーバエージェントをインストールには、MDAC が最低でもバージョン 2.71 に更新されていない限り、システムの再起動が必要になります。

  • タスクバーで WinINSTALL エージェントアイコンを右クリックしても、Win9x コンピュータでは、正しい製品バージョンが表示されない場合があります。これは表示上の問題です。実際には、製品版のバージョンは正しいものです。

  • WinINSTALL エージェントによって実行されるさまざまなタスクの間隔の既定値は、見直しをして必要に応じて調整する必要があります。WinINSTALL エージェントの操作に影響する間隔の既定値は数多くあります。これらの既定値を次に示します。

  • トランザクションファイル処理間隔:

    120 秒

    構成ファイル処理間隔:

    120 秒

    結合処理間隔 (サーバのみ):

    120 秒

    発行処理間隔 (サーバのみ):

    120 秒

  • これらの設定は、評価やテストでは正常に動作しますが、実際の運用環境では短すぎる場合があります。設定値は、エージェント (コンピュータごと) がシェアディレクトリと対話する頻度、変更してからそれが有効になる間の待ち時間をどれだけ許容できるか、エージェントからコンソールにデータをどれだけ早く表示させるか、などの条件によって異なります。

  • コンソールから Win9x コンピュータの WinINSTALL エージェントを起動または停止する場合、メッセージが表示されますが、エージェントは停止しません。ユーザモードのエージェントは、コンソールから停止できません。

  • エージェントの活動は、Windows のイベントログ、WinINSTALL データベース、またはローカルのログファイルに記録できます。ローカルのログファイルは、実際にはトラブルシューティングログに使用されるもので、フォーマットを簡単に編集するような記録の活動が必要な時に使用されます。バッファが制限に達した時のみディスクにファイルが作成されます。[標準] のログ生成レベルでは、ログは作成されません。[詳細] または [診断] が選択された場合、クライアントコンピュータの Windows フォルダにログが作成され、WInn.tmp という名前になります (nn は続き番号)。WIAgent サービスが停止または再起動するたびに、新しいログファイルが生成されます。サービスの実行中は、ログを参照できません。

  • IE4+ がインストールされていない WinINSTALL サーバエージェントを NT4 サーバに配置する場合、配置は失敗します。これは、Microsoft が提供する MDAC コンポーネントのインストールには、IE4+ に含まれる SHLWAPI.DLL が必要なためです。解決するには、IE+ を NT4 コンピュータにインストールしてからエージェントを再び配置してください。WinINSTALL ワークステーションエージェントは、IE4+ の有無にかかわらず、NT4 ワークステーションに配置できます。

  • トレイアイコンを表示して閉じることができる WinINSTALL エージェントオプションは、通常、Win9x でのみ使用できます。

  • コンソールからコンピュータを永久的に削除する場合は、まず、WinINSTALL エージェントを削除するか無効にしてから、コンピュータリストからコンピュータを削除してください。そうしないと、エージェントが起動するたびにコンピュータリストでそのコンピュータが再び表示されます。

手作業による配置

[手作業による配置] コマンドは、[コンピュータリスト] コンテキストメニューまたは [コンピュータ] メニューから使用できます。現在、SMD ファイルが無事に作成されたという、正常動作のフィードバックは行いません。

エージェントの配置

  • サーバ エージェントを Windows NT4 を実行中のコンピュータに配置する際、WinINSTALL エージェントによるエラーメッセージが記録される場合があります。このエラーは、エージェントが起動時に、インストールが完了していないため発生します。NT では MDAC をインストールする必要があるために、WinINSTALL サーバエージェントのインストールを完了するには、コンピュータを再起動する必要があります。エラーメッセージは、コンピュータを再起動して続行する前、簡単に言えば、コンピュータの再起動後に表示されます。ただし、しばらくたつとエラーメッセージは記録されなくなり、通常の処理が続行します。

    WinINSTALL サーバ エージェントを NT4 コンピュータに配置する場合は、サーバが適切に実行されるまでエラーメッセージを無視してください。

  • パスワードフィールドを空白にしたままアカウントを使用して、エージェントを配置することはできません。 そのような場合、エージェントの配置操作は失敗します。 解決方法は、パスワードを空のパスワードから最低でも 1 文字を含むパスワードに変更することです。

エージェント構成

データベースの変更

サーバとクライアントの報告先のデータベースを変更するには、WinINSTALL の現在のリリースでは複数段階の処理を実行する必要があります。サーバに割り当てられたシェアディレクトリも変更する場合は、完全に別の操作として扱い、これらの変更を同時に行わないでください。

 注意: サーバに割り当てられたシェアディレクトリの変更は、データベースの変更とは異なる操作であり、別々に実行する必要があります。割り当てられたのシェアディレクトリの変更に関する情報は、 WinINSTALL 管理者ガイド」の「コンピュータの管理」の章 を参照してください

サーバの接続先のデータベースを変更するには、次に示す手順を注意深く実行してください。

  1. コンソールで、各サーバ (またはすべてのサーバ) の設定ページを起動し、新しいデータベース接続情報を入力します。

  2. これらのサーバを選択して、右クリックで、[発行] を選択します。サーバは新しい構成情報をダウンロードし、新しいデータベースに接続しますが、製品の問題によりシェアディレクトリの情報は失われます。

  3. 適切な間隔をおいてから、サーバがデータベースに接続されているが、コンソールはまだ古いデータベースに接続されたままであることを確認するために、新しいデータベースに移行したサーバを選択し、それらのサーバ上でインベントリを (スケジュール設定ではなく、[タスクの実行] を使用して) 実行してください。サーバは、インベントリ情報を新しいデータベースに入力します。

  4. 適切な時間をおいて、新しいデータベースに移行し実行するための時間をインベントリに与えるために、コンソールを新しいデータベースに接続し、サーバがコンピュータリストに表示されるのを確認してください。

  5. 各サーバの [プロパティ] ページを選択し、失われたシェアディレクトリの情報を入力します。

  6. 各サーバ (またはすべてのサーバ) の [設定] ページを選択し、欠けているデータベース接続情報を入力し、その他の足りない情報も入力します。

  7. サーバを選択し、[発行] タスクを実行します。

データベースへの報告が必要なタスクをワークステーションが実行する際に、ワークステーションがデータベースに表示されます。この処理を手早く行うには、コンソールを古いデータベースに再接続し、ワークステーションを選択して、[インベントリ] タスクを実行します (スケジュール設定ではなく、[タスクの実行] 選択から行います) 。インベントリが完了すると、ワークステーションは新しいデータベースに表示されます。

コンソール

1 つのコンソールで MSI パッケージを開いている時、同じパッケージを開こうとした 2 番目のコンソールは次のメッセージを受信します。

現在このファイルはほかのユーザによって使用されています。読み取り専用アクセスで開きます。変更内容は保存されません。

MSI パッケージのコンソールのロックを解除するには、パッケージからクリックして排除するだけではなく、親リストを更新 ([F5] キー) してください。この操作は、性能面の理由で設計に組み込まれています。

データベース

Oracle DBMS の問題

Oracle データベースは既定では大文字小文字を区別するため、WinINSTALL 機能には問題を生じることがあります。例: 既定の Oracle データベースを使用したコンピュータ検索は、誤った結果を返す場合があります。レポートも同様の影響を受けるおそれがあります。

データベースロールアップシェアディレクトリ

WinINSTALL では、アクティブなデータベースから別のデータベースへデータベースデータをロールアップすることができます。この機能の目的は、単に、分散したデータベースのデータを中央データベースに統合することで、レポート作成に使用できるようになります。含まれるコンピュータの管理は、ロールアップデータベースに接続されたコンソールではなく、必ず分散データベースに接続されたコンソールから行ってください。中央データベースに接続したコンソールから、中央データベースへロールアップされたコンピュータを管理しようとすると、予期せぬ結果が生じる場合があります。

Windows Server 2000 から Windows Server 2003 へのアップグレード時に、WinINSTALL でデータベース接続のダイアログボックスを開けなくなる問題

Windows 2000 Server から Server 2003 にアップグレードすると、WinINSTALL コンソールでデータベース接続ダイアログボックスを開くことができず、コンソールの動作ができなくなります。

WinINSTALL のセットアップで MDAC をインストールする際、ファイル OLEDB32.DLL はバージョン 2.71.9042 のものがインストールされます。Windows 2003 を、アップグレードではなく標準インストールでインストールすると、このファイルのバージョンは、2.80.1022 でインストールされます。いずれのバージョンでもファイルは正しく動作し、WinINSTALL は接続プロパティダイアログボックスを表示できます。

しかし、Windows 2003 のアップグレードインストールでは、古いバージョンの OLEDB32.DLL バージョン 2.70.7713 をインストールするため、WinINSTALL の操作ができなくなります。この問題は、Windows 2003 の SP1 で解決されているはずです。

この問題が発生した場合は、2.71 または 2.80 のどちらかのバージョンの OLEDB32.DLL を取得し、アップグレードしたコンピュータの C:\Program Files\Common Files\System\Ole DB\ フォルダにコピーするだけで問題を回避できます。

Windows XP Pro SP2 RC2 で、データベースサーバ名が、ローカル MSDE がインストールされたデータベースウィザードで表示されない問題

Windows XP Pro SP2 RC2 の MSDE で WinINSTALL をインストールすると、データベースウィザードで、データベースサーバ名のドロップダウンリストに、ローカルコンピュータ名がインスタンス名とともに表示されません。

手作業でデータベースサーバ名を入力すれば、データベースウィザードはローカルデータベースを検出します。

手作業によるデータベースサーバ名の入力を回避するには、UDP ポート 1434 を開きます。

同一コンピュータ上で製品のアンインストールおよび再インストールができない問題

MSDE を使用して WinINSTALL のインストールを行い、アンインストールをした後、バージョン 8.7 をインストール (または再インストール) する場合、データベース作成に失敗し、次のメッセージが表示されます。

メッセージ 5170、レベル 16、状態 1、サーバ <サーバ名> \ONDSQL、行 1
ファイル C:\Program Files\Microsoft SQL Server\Data\MSSQL$ONDSQL\Data\WINSTALL8.mdf は既に存在するので作成できません。

メッセージ 1802、レベル 16、状態 4、サーバ <サーバ名> \ONDSQL、行 1
CREATE DATABASE に失敗しました。リストされたファイルの一部が作成されませんでした。以前のエラーを調べてください。

ログイン ''WINSTALL8'' で要求されたデータベースを開けません。ログインは失敗しました。

WinINSTALL はユーザのデータを削除しないため、古い WinINSTALL データベースが残ります。一方、MSDE と SQL Server は、WinINSTALL の再インストール時に、古いデータベースに自動的に再接続しない方法で動作します。

SQL 2000 Server と MSDE の両方に、サーバインスタンスとデータベースの概念があります。(<サーバ名>\ONDSQL はサーバインスタンスであり、WINSTALL8 はデータベース名です)。MSDE のインストール時には、サーバインスタンスのみを作成します。新しいデータベースを作成せず既存のデータベースへの接続も行いません。

したがって、コンソールを開いてローカル MSDE をポイントする場合、データベースが検出されないというエラーが返されます。

正常に動作させるには、データベースをまずサーバインスタンスに接続する必要があります。

この問題には、3 つの回避方法が考えられます。

  1. 古いデータベースファイルを Explorer を使用して削除し、WIDBSetup.exe を再実行する。

  2. データベースの別名を使用して、WinINSTALL を再インストールする。

  3. Enterprise SQL Manager Console を使用して、既存のデータベースを MSDE サーバに接続する。

最後の方法では、次のコマンドラインで、Enterprise SQL Manager を実行します。

osql.exe -S DBInstance -E -Q "exec sp_attach_db @dbname = N'DBName', @filename1 = N'db_path', @filename2 = N'log_path'"

DBInstanceDBName は、WIDBSetup.exe では既知のものですが、db_path log_path は、それぞれデータベースとログファイルへの正規のパスであり、ここで明示的に指定する必要があります。

Active Directory

Active Directory 環境に複数の DNS サーバがある場合、問題が発生する可能性があります。ネットワークでクライアントがポイントしているものとは別の DNS サーバをポイントしている WinINSTALL のサーバ / コンソールがある場合、WinINSTALL では、Active Directory グループの制限の問題が発生する可能性があります。複数のアクティブな DNS サーバが存在することは、Active Directory の構成の問題であり、WinINSTALL 製品の問題ではありません。

NetWare

コンソールには NetWare 資格情報に対応したブラウザが含まれていないため、NetWare 資格情報を正しく指定するよう注意する必要があります。NDS と Bindery 両方に対する正しい資格情報の例を次に示します。資格情報では、大文字小文字が区別されることに注意してください。

NDS:

 

サーバ/ツリー:

Detroit

ユーザ:

CN=Bill.O=marketing

バインダリ:

 

サーバ/ツリー:

Chicago

ユーザ:

Bill

シェアディレクトリが Windows プラットフォーム (Windows 2000 またはそれ以降) にある場合、ユーザは WinINSTALL エージェントをコンソールから Novell クライアントに配置できます。シェアディレクトリが Novell コンピュータにある場合、エージェントの配置には、コマンドライン (WiDeploy.exe と SMD ファイル) を使用する必要があります。

インベントリにおけるアプリケーションとファイルの関係の表示

OEM MSI ファイルの中には、インストール中のインストールファイルパスの解決に、MSI ファイルの Directory テーブルでのターゲットパスの入力を受け入れるのではなく、カスタム操作を使用するものがあります。その場合、MSI ファイルの Dictory テーブルでは、最終的にインストールされたファイルの場所とは別のパスが表示されます。 その結果、そのようなアプリケーションを含むワークステーションインベントリ上で [アプリケーションとファイルの関係の表示] 操作を実行すると、いくつかのファイルが失われたものとして誤って表示される場合があります。

検出

  • 検出では、対応していないスキーマ (0.3, 1.0) を使用してトランスフォームを作成することができません。

  • 検出のアーカイブされた事前スナップショットを作成または使用する前に、この操作を行うオペレーティングシステムにファイル cabinet.dll が (通常、システムフォルダに) インストールされている必要があります。この DLL を持たないオペレーティングシステムもあります (Win95)。このファイルをWin98 システムから Win95 システムのシステムフォルダにコピーすると、検出のアーカイブされた事前スナップショットが再び動作するようになります。この DLL がない場合、検出は動作し続けますが、機能は無効になります。

  • 検出では、.msi ファイル名と .lst ファイル名に 2 バイト文字を使用してパッケージを作成することはできません。NetBIOS は、検出を実行中のコンピュータのオペレーティングシステムのロケールに一致する共有コードページを必要とします。コードページが一致しない場合、事後スナップショットで次のエラーメッセージが表示されます。

重要度 1
戻り値 110
メッセージ:
データベースを開けませんでした。

  • 検出ユーティリティの実行中に [F1] キーを押しても、ヘルプがまったく表示されないか、適切に表示できない場合があります。この問題は、WinISNTALL シェアディレクトリのようなリモートの場所から起動されたHTML ヘルプ ファイルの表示を禁止する Internet Explorer のセキュリティ設定によるものです。この問題と解決方法について詳しくは、次に示す Microsoft サポート技術情報の記事を参照してください。http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;896054

    この問題を回避するには、ファイル Discowiz.chm をローカルフォルダにコピーし、検出内で [F1] キーを押すのではなく、このファイルのローカルコピーを直接実行します。

NAI から MSI への変換

NT4 システムでの 大規模な NAI から MSI への変換の際に、ワトソン博士 (Dr. Watson) のエラーが発生する場合があります。このバグは、WinINSTALL \bin フォルダで nai2msi.exe ファイルを使用することで回避できます。ただし、このエラーは nai2msi.exe でも同様に発生する場合があります。通常、NAI ファイル周辺の要素を移動、例えばファイルコピーの再要求などの場合に、問題が発生します。

MSI 検証

MSI 検証で使用する .cub ファイルを参照すると、[開く] ダイアログボックスでは、.cub ファイルが存在する \bin ディレクトが既定ではなく、最後に作業したディレクトリが開きます。

製品は現在、次の ICE (Internal Consistency Error: 内部整合性エラー) 修復に対応しています。

ICE02

File/Registry/Component テーブルの循環関係

ICE05

必須プロパティの検証

ICE08

コンポーネントの GUID の重複

ICE09

永久コンポーネントの検証

ICE10

親/子機能のアドバタイズの検証

ICE14

親/子機能の関係の検証

ICE15

MIME/Extension テーブルの循環関係の検証

ICE16

ProductName の長さが 63 文字以下であること

ICE18

ヌルのコンポーネントキーパスの検証

ICE21

Component/FeatureComponent テーブルの検証

ICE36

アイコンの肥大化

ICE42

Class テーブルの Inproc/ローカルサーバの検証

ICE49

レジストリの既定値の型の検証 (注意 1 参照 )

ICE54

間接的なキーパスファイルの検証

ICE55

LockPermissions の検証

ICE73

予約済み GUID の検証

ICE74

予約済み GUID の検証 (注意 2 を参照 )

注意 1:WinINSTALL は、コンポーネントの条件を Microsoft の推奨に合わせることによって、ICE 49 で発生した問題を修復します。ただし、ICE49 は、コンポーネントが条件付きかどうかチェックしないため、コンポーネントが条件付きである場合でも、警告を出し続けます。また、WinINSTALL は、コンポーネントが条件付きかどうかを最初にチェックし、既存の条件を編集しないため、Win95 でコンポーネントインストールをしないような条件が満たされていることを確認するために、やはりコンポーネントを手作業で見直す必要があります。

注意 2: 現在、FASTOEM プロパティがプロパティテーブルにある場合、MSI がパッケージのオープンに失敗するために検証の実行に失敗するなど、検証の動作方法に問題があります。この問題は、エラー状態の FASTOEM プロパティを指定するパッケージが検証に失敗せずに修復できるように、次のバージョンで対処されます。ICE 74 関連のその他の修復は、FASTOEM の修復と同様に機能しますが、FASTOEM の修復は検証の問題のために実証できません。

パッケージ

  • INI ファイルを、MSI ファイル用の [編集] - [INI ファイル] - [削除] タブに追加する際、INI ファイルがテーブルに書き込まれる前に、値を指定する必要があります。NAI ファイルとは違って、MSI ファイルは値の指定が必要です。INI ファイルと INI ファイルのセクションは、MSI パッケージで単独で使用することはできません。セクション全体を削除する場合、各値は [削除] 側に存在する必要があります。

  • 新しい INI ファイルの編集では、ファイル名が、パスの指定なしで入力された場合、ファイル名の最初に @WINDOWS が追加されます。また、ユーザは、別の値またはディレクトリを指定することができ、その場合は @WINDOWS は先頭に追加されません。

  • [アクセス拒否メッセージ] は、[全般] タブの [パスワード][環境変数][レジストリ値] によって、設定可能な条件のみ適用できます。この機能は、ビデオ解像度、ディスク容量などのほかの条件設定では何もしません。

  • パッケージの制限を .nai ファイルまたは .msi ファイルに追加し、変更の保存をしない場合、UI は、実際にグループ制限が保存されたように動作する場合があります。これは表示上の不具合であり、データは保存されていません。

    製品の [ソフトウェア配布] 領域を残し、例えば、戻って同一パッケージを選択するような場合、保存しないという制限がある場合があります。この変更は保存されたように見えますが、実際にはパッケージファイルに書き込まれていません。コンソールを再起動するか [表示] または [更新] コマンド ([F5] キー) を選択して同一パッケージを参照すると、問題が解決されます。

スケジュール設定

発行および結合のいずれか、または両方のジョブのスケジュール設定

発行タスクと結合タスクは、ワークステーションではなく、サーバによって実行される操作です。しかし、特定のワークステーションまたは選択したワークステーションに適用されるように発行または結合操作を実行またはスケジュール設定する時に、実行するサーバがわからない場合があります。タスクの実行およびスケジュール機能では、実行するサーバを指定せずにこれらの操作を実行できます。

実行またはスケジュール設定するタスクとして [発行] または [結合] を選択し、目的のワークステーションをターゲットとして選択するだけで、WinINSTALL は該当するサーバへの発行または結合操作を待機します。

サーバのみのタスク (発行または結合) を、WinINSTALL サーバのみまたは選択したコンピュータの範囲でスケジュール設定できます。これらの操作を、WinINSTALL ワークステーションのみまたは WinINSTALL ワークステーションおよびサーバの範囲でスケジュール設定することはできません。

特定のワークステーションやワークステーショングループから発行操作または結合操作をスケジュール設定するには、選択するコンピュータの範囲を指定してから、目的のワークステーションを選択します。

警告: 1 つ以上のターゲットワークステーション (ターゲットサーバではない) に発行タスクまたは結合タスクをスケジュールした場合、ターゲットとして指定されているワークステーションのサーバ割り当てを後で変更したり、関係しているシェアディレクトリに関するサーバの結合、発行責任を変更すると、ジョブが機能しなくなることがあります。その場合、スケジュール設定されたジョブは、最初にスケジュール設定されたサーバで実行され続けます。スケジュール設定されたジョブは、コンソールで編集し、再び保存することによってのみ新しいサーバに移行することができます。

スケジュール設定されたジョブの開始と終了時間

現在のリリースの例外事項により、スケジュールを設定した当日をジョブの開始日にし、その日の実行時間帯がすでに過ぎている場合、そのジョブは実行されなくなります。終了日は何日後でも問題ありませんが、スケジュールを設定する日にその時間帯がすでに過ぎている場合 (そして、開始日がその日である場合)、そのジョブは実行されなくなります。

一時的な回避方法として、スケジュールを設定する日に希望の実行時間帯がすでに過ぎている場合は、開始日をその日ではなく翌日に設定します。このように変更すれば、翌日にジョブが確実に実行されます。

インストーラ

  • WinINSTALL パッケージがコンソールで更新を確認する WIPL インストールまたは更新を確認しない WIPL インストールに構成されている場合、パッケージをインストールするには /wipl スイッチを使用する必要があります。通常のパッケージインストールを行う場合は、すべての WIPL の設定をコンソールで無効にする必要があります。

  • 場合によっては、[実装メモリ] が特定の値に等しい必要があるようなパッケージでのシステム条件の設定が、正しく動作しない場合があります。各システムが個別にシステム メモリを報告するので、[が次の値に等しい] という設定の使用によって、リストまたはパッケージがインストールされない結果になる場合もあります。この問題を回避するには、特定のメモリ要件を [が次の値以上] または [が次の値以下] を使用して設定してください。

  • 自動インストーラのコマンドラインに /Quiet スイッチを含めると、インストーラは、インストール実行中のユーザプロンプトを抑制します。配布パッケージが指定されたコマンドラインに /Quiet スイッチを含めると、自動インストーラは以前インストールされたアプリケーションをインストールします。これは、WinINSTALL が抑制されたプロンプト「再インストールしますか?」に Yes で答えるようにプログラミングされているためです。配布ファイルではなくリストファイルで /Quiet スイッチを指定すると、WinINSTALL は、プロンプトに No を応答するので、自動インストーラは、以前インストールされたアプリケーションをインストールしません。これらのスイッチは大文字と小文字を区別せず、どのような論理的順序でも使用することができます。/Quiet スイッチまたは /Quiet_NoPrompt スイッチを指定すると、インストーラがデスクトップに表示されず、ユーザプロンプトやエラーメッセージが表示されなくなります。

  • ユーザがグループの制限を満たしていない場合、アプリケーションの自動アンインストール機能の操作を有効にするには、グループの制限またはグループポリシーのいずれかまたは両方を、リストレベルで設定し、[自動インストーラ] をリストに対して実行する必要があります。アンインストールは、グループの制限を満たさないユーザに対してのみ行われます。

PXE クライアントリセット

Windows 95/98 の制限

現在のリリースでは、Windows 95 または Windows 98 がインストールされたコンピュータでは、スケジュール設定されたリセットが機能しません。ただし、これらのコンピュータを次回リブート時にリセットするように設定し、ターゲットコンピュータを再起動する WinINSTALL パッケージのスケジュール設定または配布を行うことによって、スケジュール設定されたリセットまたは即時リセットを有効にすることができます。

ただし、このようなコンピュータが、動作はしていなくても自動起動によって起動できる状態にある場合、すぐにリセットが機能します。

NLS (英語以外の) オペレーティングシステム

WinINSTALL PXE クライアントリセットは、英語のオペレーティングシステムと同様に、英語以外のほとんどのオペレーティングシステムにも簡単にインストールできますが、次に示すオペレーティングシステムと言語の組み合わせでは技術的な課題があります。

Windows 2003 Standard/Enterprise Server フランス語版

Windows 2003 Server (Standard あるいは Enterprise) のフランス語版のインストールでは、channels.scf のコピーに失敗する場合があります。この問題には 2 つの回避方法があります。

  1. このファイルをスキップすることによって、中断することなくセットアップが続行します。

    注意:
    この回避方法では、リセット処理中にターゲットコンピュータでのユーザの介入が必要です。

  2. WinINSTALL シェアディレクトリでは、次のテーブルで指定されたような、適切なファイルを編集します。

    オペレーティングシステム

    変更ファイル

    Windows 2003 Enterprise Server 数量ライセンス

    ClientReset\1036\Win2K3eV\i386\txtsetup.sif

    Windows 2003 Enterprise Server

    ClientReset\1036\Win2K3e\i386\txtsetup.sif

    Windows 2003 Standard Server 数量ライセンス

    ClientReset\1036\Win2K3sV\i386\txtsetup.sif

    Windows 2003 Standard Server

    ClientReset\1036\Win2K3s\i386\txtsetup.sif

  1. txtsetup.sif ファイルの [Strings] セクションを探します。

  2. キーエントリ ViewChannelsSCF を見つけます。

  3. 次に示すように、値の 1 文字を置き換えます。

前:

[Strings]

 

ViewChannelsSCF = Cha?nes.scf

注意:「?」は、16 進数 0x3F です。

後:

[Strings]

 

ViewChannelsSCF = Cha?nes.scf

注意:「?」は 16 進数 0x8C です。

クライアントリセット

  • クライアントリセットテンプレートにリセットパーティションが含まれる場合、イメージがインストールされワークステーションが再起動された後で、ワークステーションでは再度リセットが行われます。(新しいリセットパーティションがアクティブなブートパーティションになるためです。) この時点で、ワークステーションが準備され、ディスクは正しくイメージ化されます。

  • NT Server、Windows 2000 Server または Windows 2000 Advanced Server では、特定のサイズにではなく最大ディスク容量になるようにサイズ変更するオプションを選択した場合、パーティションサイズは 2GB を超えることはありません。

  • Windows 98 のリセットに、ワークステーションのリセットアプリケーション ([スタート] - [すべてのプログラム] ‐[Attachmate WinINSTALL] ‐ [WinINSTALL コンソール] - [ワークステーションのリセット] ) を使用すると、次のエラーが表示されることがあります。

エラー 8325 番

エラー:No partition found with volume label WinINSTALL (ボリュームラベル WinINSTALL でパーティションが見つかりません)
Press any key...(任意のキーを押してください)

これを回避するには、どれかキーを押し、クライアントリセットを通常どおり続行させます。

  • サービスパックをクライアントリセットテンプレートに追加する際、サービスパックのファイル名は、MS-DOS 8.3 形式の命名規則を満たす必要があります。Microsoft によると、CmdLines.txt では、MS-DOS 8.3 形式のファイル名にのみ対応しています。(CmdLines.txt はオペレーティングシステムのインストール中にのみサービスパックを実行します。)

複製

  • WinINSTALL Desktop Availability Suite では、バックアップおよびポリシーのユーザ設定情報のレポジトリを複製できますが、設計上の理由で、移行レポジトリは複製できません。

  • WinINSTALL エージェントがシェアディレクトリと同じコンピュータにインストールされているかいないかにかかわらず、パッケージ、パッチ、ユーザ設定情報 (WinINSTALL Desktop Availability Suite のみ) を任意の WinINSTALL のシェアディレクトリから、またはシェアディレクトリへ、複製できます。クライアントリセットテンプレートは、WinINSTALL シェアディレクトリと WinINSTALL サーバエージェントの両方がインストールされているコンピュータのみに複製できます。

ユーザ設定情報管理 (Desktop Availability Suite のみ)

ユーザ設定情報管理機能では、以下のプラットフォームからユーザデータとユーザ設定を抽出できます。Windows 95、Windows 98、Windows NT、Windows 2000、Windows XP、Windows 2003。どのプラットフォームから抽出したかに関係なく、抽出したデータは Windows 95 と Windows 98 を除くすべてのプラットフォームに抽入することができます。Windows 95 と Windows 98 は抽入に対応していません。このため、Windows 95 と Windows 98 への移行、データのリストア、ユーザ設定情報管理ポリシーの配布はできません。

ユーザ設定情報の収納場所のセキュリティ

バックアップ、移行、ポリシー配布の目的のために、データと設定をコンピュータから抽出する時に、WinINSTALL は、抽出されたデータをサーバ上のレポジトリに保存する前にデータを暗号化します。[ユーザ設定情報管理オプション] ページで企業内の暗号化キーを指定すれば、暗号化を有効にできます。

この企業内のキーが、WinINSTALL のインストール中にすべての抽出と抽入操作に対して使用されることに、特に注意してください。したがって、このキーを変更する場合は、既存のレポジトリは抽入に対してアクセスできなくなります。

例えば、暗号化キーが最初の抽出の前に指定されると、WinINSTALL はデータを暗号化しません。後で空白ではない暗号化キーを指定した場合、前の抽出から得られたすべてのデータ (暗号化キーの指定前に作成されたもの) は、WinINSTALL が暗号化されていないデータの抽入に指定されたキーを使用しようとするため、アクセスできなくなります。

同様に、キーを指定してから、変更した場合、同じ理由から、以前抽出されたすべてのデータにアクセスできなくなります。WinINSTALL は、新しいキーを使用して、古いキーで抽出されたデータを抽入しようとします。

ユーザ設定情報管理の文字制限

HTML 予約済みの文字、> < & ` " (不等号記号、アンパサンド、一重引用符、二重引用符) のいずれかが、次の文字列のいずれかに含まれる場合、ユーザ設定情報管理ジョブは失敗します。

  • ユーザ設定情報管理テンプレート名

  • ユーザ設定情報管理タスク名

  • ユーザ設定情報収納場所の暗号化キー

  • WinINSTALL シェアディレクトリのパス

この制限は、今後のリリースで対処される予定です。

移行中のユーザアカウント処理

WinINSTALL Desktop Availability Suite は、移行中にユーザアカウントを処理する柔軟性があります (この柔軟性は、バックアップやリストア、またはポリシー配布の場合には必要ありません)。移行の既定動作では、コンピュータ上のすべてのユーザが新しいコンピュータに移行されます。これは、いくつかの理由により、望ましくない動作の場合があります。

  • 一部のユーザを古いコンピュータから移行しない場合。例えば、新しいコンピュータにすでに適切に設定された管理アカウントが存在する場合などです。

  • 移行の一環として、ユーザを新しいドメインに移動する場合。

  • 非管理対象コンピュータ (Windows 9x など) から管理対象コンピュータへの特定のユーザマッピングフォームを実装する場合。

必要な場合、WinINSTALL シェアディレクトリの Migration\Templates フォルダにある次の XML ファイルを作成できます。UserMap.xml。この XML ファイルには、抽出されたユーザを抽入されたユーザへマップする (または、ユーザを抽入操作からドロップする) ための規則を含めることができます 。このファイルは、WinINSTALL シェアディレクトリの Migration\Templates\UserMap.xml である必要があります。

規則の構文と、ファイルの完全なフォーマットなどの詳細については、「WinINSTALL 管理者ガイド」の「ユーザ設定情報管理」の章を参照してください。

ポリシーの配布

ポリシー配布抽入のターゲットユーザまたはユーザを指定できますが、この指定はほかのユーザ設定情報管理操作 (つまり、リストアと移行) とは違った方式で処理されます。

リストアまたは移行では、ターゲットコンピュータに一度もログオンしたことのないターゲットユーザを指定しても、WinINSTALL は、抽入プロセスの一部としてターゲットコンピュータにユーザプロファイルを作成します。ポリシー配布操作ではそのような操作は行われません。ポリシー配布操作では、ターゲットユーザを指定する場合、そのユーザは、コンピュータに以前ログオンしたことがあるユーザでなければならず、ログオンしたことのないユーザであれば、そのコンピュータで抽入は行われません。

このように異なる操作が行われるのは、ポリシー配布操作は、リストアや移行操作とは違って、一般的に複数のターゲットコンピュータで実行されるからです。単一のユーザは、通常はすべてのターゲットコンピュータのプロファイルは必要としないため、そのような場合は、WinINSTALL は、指定したユーザのプロファイルがすでに存在する (つまり、少なくとも以前に 1 回はログオンしたことがある) コンピュータのみで抽入を実行します。

Windows XP への移行に失敗する場合

状況によっては、移行ジョブはエラーコード 7 で失敗します。この問題は、コンピュータが元々ドメイン外で作成され、その後ドメイン内に入った時のみ発生します。さらに、セットアップ中に XP がプロファイルをプライベートにしておくよう指示されているようなコンピュータでのみ発生するため、コンピュータがドメインに追加される際は、元の管理者プロファイルの一部を削除します。通常、次回、ローカル管理者アカウントがログオンした時に、オペレーティングシステムはプロファイルを再作成します。ただし、移行前にローカル管理者アカウントへのログオンがない場合は、プロファイルは完全に存在せず、移行エンジンは抽出中にプロファイルをロードできません。抽出エラーは発行されませんが、抽出の結果によって、抽入に失敗します。

次の回避方法があります。

  1. コンピュータがドメインに追加された後、少なくとも 1 度はローカル管理者としてログオンする。

  2. ローカル管理者のプロファイル (アカウントではなく) をコンピュータから削除する。

  3. ローカル管理者を抽出から除外する。

  4. ローカル管理者を抽入から除外する。

ユーザ設定情報管理のリストアジョブが、ジョブ作成時に指定されたファイルの上書き設定に従わない場合  

状況によっては、この設定に関係なく新しいファイルを上書きして、ファイルがリストアされます。 この動作の原因は、[リストアするファイルの方が新しい場合は上書きする] (または、[リストアしたファイルで上書きしない]) オプションがファイル規則の一部として指定されているからです。 .doc のようなコンテンツに関連したファイルは、バックアップされず、ファイル規則を使用してリストアされないため、置き換えの規則は適用されません。 

ファイル規則を使用したファイルのバックアップは、予測どおりに動作します。  したがって、予期しないファイルの上書きを避けるには、[コンテンツ] インタフェースを使用する代わりに、保護するファイルのファイル規則を手作業で作成します。

Windows Vista (tm)

Windows Vista、特に最新の 2006 年 2 月の CTP (Community Technology Preview) リリースで、WinINSTALL での予備テストが行われました。シェアディレクトリの近接性「トラフィック分析」オプションが使用された場合、マスターエージェントでクラッシュが発生する 1 件の不具合に対処しました。ただし、WinINSTALL の今後のリリースの変更につながるか、またはつながらない可能性がある、Vista 関連のその他の問題がいくつかあります。

  • 既定では、Vista は、推奨されたセキュリティの実践に従わない場合、セキュリティ上問題となるようなリモートレジストリサービスを起動しません。このサービスは、WinINSTALL エージェントの配置に必要なので、Vista 搭載のコンピュータ (コンソールコンピュータなど) へ配置する前に手作業で起動する必要があります。一度配置した後、サービスを再び停止できます。

  • エージェントが Vista 搭載のコンピュータに配置された後、構成エージェントからのイベントログに1 つまたは 2 つの警告が表示される場合があります - COM エラー 0x80004023 (CO_E_MSI_ERROR)。この場合、マスターエージェントを停止し、次の DLL をコマンドプロンプトで regsvr32.exe で再登録する必要があります。WIPingUtils.dll および WISENSEvents.dll (両方とも C:\Program Files\OnDemand\WinINSTALL\Bin フォルダにあります)。マスターエージェントを再起動すると、警告は表示されなくなります。

  • Vista の以前のビルド (2005 年 12 月の CTP リリース) では、エージェント配置がマスターエージェントサービスをインストールする時に、新しい Windows Defender 機能がポップアップします。これは、当社のテストでは、2006 年 2 月の CTP リリースでは発生しませんでした。

Vista は、リリースに向けて開発中であるため、当社では、WinINSTALL が Vista でも問題なく動作することを保証するためにより包括的なテストを行い、必要に応じて調整を行います。WinINSTALL と Vista に関するお客様のフィードバックを歓迎いたします。