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用語集

IME (入力方式エディタ)

入力方式エディタは、キーボードで入力できない文字や記号を入力するためのアプリケーションです。

JVM

Java 仮想マシン。Java バイトコードを解釈して実行する仮想マシン。Reflection X Advantage はJava アプリケーションであるため、Reflection X Advantage が実行されるすべてのコンピュータに JVM が存在している必要があります。

keysym

「X Keysym」を参照してください。

PKCS

PKCS (公開鍵暗号規格) は、公開鍵暗号の実装間の互換性を実現するために RSA 研究所が考案し、発表した 1 組の規格です。さまざまな PKCS 規格が、特定の暗号用途の仕様を識別します。Reflection X Advantage は、次の PKCS 規格を使用しています。

  • PKCS#5 は、Reflection X Advantage データベースに格納されている秘密鍵にパスワードベースの暗号化を提供するために使用されます。
  • PKCS#11 は、スマートカードや USB トークンのようなハードウェアデバイスを使用した認証に対応します。
  • PKCS#12 は、証明書および関連付けられた秘密鍵の保管と輸送に使用されます。この形式のファイルは、通常、*.pfx または *.p12 拡張子を使用します。Reflection for Secure IT は、この形式で格納された証明書と鍵を使用する認証に対応しています。
Reflection X サービス

ドメインコントローラ、ドメインノードとして構成できるか、リモートセッションサービスに対応できるコンピュータ上のサービス (またはデーモン) です。(対応するサービスは、インストールした機能によって異なります。)

X Keysym

「X Keysym」は、キーキャップ上の記号をエンコードしたものです。一連の定義済み X Keysym には、ISO ラテン文字セット、カタカナ、アラビア文字、キリール文字、ギリシャ文字、技術文字、出版文字、APL 文字、ヘブライ文字、タイ文字、ハングル、およびキーボードにあるその他のキー ([Return]、[Help]、[Tab] など) が含まれます。

X Keysym のリストは、各キーコードに関連付けられています。このリストは、対応するキー上の一連の記号を伝えるためのものです。KeyPress イベントから X Keysym を得るための標準ルールでは、キーコードに関連付けられた最初の 4 つの X Keysym だけが使用されます。Shift および ModeSwitch (AltGr) 修飾子の状態に応じて、最初の 4 つの X Keysym のいずれかが選択されます。

X サーバ

X クライアントアプリケーションの画面表示を行うセッションコンポーネント。制御 X サーバは、キーボードやマウスといった、入力デバイスの管理も行います。実行中の各セッションには、1 つ以上の実行中の X サーバが含まれます。

X サーバディスプレイ

表示用ディスプレイを持つ X サーバのことで、ディスプレイを持たないヘッドレス X サーバに対して「ビューア」とも呼びます。

X マネージャ

ローカルで X セッションの構成と起動を行えるようにする Reflection X Advantage ツール。セッションを共有することもできます。このツールは、Reflection X ドメインを使用しません。また、ユーザはセッションを抜けたり、再参加することはできません。

X マネージャ (ドメイン接続用)

データベース内にセッションの定義を格納する Reflection X ドメインに接続するアプリケーション。X セッションはローカル、またはドメインノード上で実行されます。ドメインノード上で実行される場合、フェイルオーバーとプロトコルの圧縮に対応します。セッションを共有できるほか、ユーザはセッションを抜けたり、再参加したりすることができます。

X 管理コンソール

X 管理コンソールは、Reflection X Advantage ドメインの構成、管理用の管理ツールです。このツールを使用して、ドメイン、共有クライアント、およびセッション定義へのユーザアクセスを制御できます (負荷分散の構成やセッションの監視など)。

XDMCP

XDMCP (X ディスプレイマネージャコントロールプロトコル) は、X サーバでのリモートデスクトップの表示に対応します。XDM (X ウィンドウディスプレイマネージャ) は、リモートホストで構成される必要があります。

XIM サーバ

XIM (X Input Method) は、構成された文字の入力に対応している X11 プロトコルです。Reflection X Advantageの XIM サーバで、Reflection X Advantageワークステーションで実行されている IME から構成されたテキストを取得し、このテキストを XIM-aware X クライアントに渡すことができます。(Reflection X Advantageでは、ご使用のオペレーティングシステムに含まれる可能性のある他の入力方式 (XIMP や SCIM など) に対して、構成されたテキストを渡すことはできません。)

キーコード

X ウィンドウシステムでは、個々の物理キーのすべてが、「キーコード」と呼ばれる8~255の範囲の番号と 関連付けられます。キーコードは、キー上に印字されている場合のある特定の文字や用語ではなく、キーのみを特定します (「X Keysym」を参照)。

クライアントコネクタ

X クライアントから送られた接続要求を受け入れ、X クライアントから受信した X プロトコル要求をプロトコルルータに転送します。さらに、クライアントコネクタは、プロトコルルータから X プロトコル応答、イベント、およびエラーを受信し、適切な X クライアントに転送します。

クライアントの定義

ホスト上で 1 つまたは複数の X クライアントアプリケーションを起動するための構成情報が含まれています。

コンプレッサ

X プロトコルメッセージの圧縮、ネットワーク上での送信、復元、および転送を行います。

サスペンドされた X セッション

実行中の X セッションで、現在関連付けられている X サーバディスプレイを持たないもの。ユーザがセッションから抜けると、表示状態はドメイン内のメンバノードのメモリに保持されます。

セッション

実行中のセッションは、セッションの定義によって決定される構成を持つ複数の実行コンポーネント (クライアントコネクタ、プロトコルルータ、および X サーバ) から成ります。実行中のセッションは、X クライアントアプリケーションが接続されている場合も接続されていない場合もありますが、セッションが実行されていないと、クライアントアプリケーションを表示できません。既定のセッション定義を各 X クライアントアプリケーションと関連付けたり、クライアントの起動時にセッション名の入力が必要となるようにこれらの定義を構成できます。関連するセッションがまだ実行されていない場合、クライアントを起動すると Reflection X Advantage でセッションが開始されます。

セッションの定義

Reflection X Advantage による接続の管理および表示方法に影響する設定の組み合わせ。既定のセッション定義を各 X クライアント (XDMCP 接続など) と関連付けたり、クライアントの起動時にセッション名の入力が必要となるようにこれらの定義を構成できます。  関連するセッションがまだ実行されていない場合、クライアントを起動すると Reflection X Advantage でセッションが開始されます。

ドメイン

Reflection X Advantage ドメインは、1 つまたは複数のコンピュータで構成され、これらのコンピュータ上で X セッションコンポーネントが実行され、負荷分散されます。またドメインは、これらのコンピュータ上で X セッションを実行したり共有したりできるユーザのグループも定義します。

ドメインコントローラ

ドメインコントローラというソフトウェアコンポーネントを実行するコンピュータを指し、次の役割があります。

  • ドメインおよびそのドメインノードが互いに相手を認識する方法を提供します。
  • さまざまなドメインノード上で、ドメインがセッションコンポーネントを起動または停止できるようにします。
  • ユーザを認証してから、ドメインへのアクセスを許可します。
  • 設定の一元的な保存場所。
ドメインノード

管理者が Reflection X Advantage ドメインに含めた Reflection X Advantage がインストールされているコンピュータ。

プロトコルルータ

クライアントコネクタから X プロトコル要求を受信し、セッション内のすべての X サーバに転送します。要求およびデバイスイベントの処理を同期し、セッション内のすべての X サーバが同一の状態に保たれるようにします。

ヘッドレス X サーバ

ディスプレイを持たない、特別なタイプの X サーバ。ヘッドレスサーバは、表示内容をメモリに保持し、他の X サーバが接続されていない間もセッションを「稼動」状態に保ちます。また、特定の X プロトコル要求の冗長な往復を取り除くためにも使用できます。

リモートセッション

リモートセッションでは、Reflection X Advantage セッションプロセス (クライアントコネクタとプロトコルルータ) が X マネージャや X マネージャ (ドメイン接続用) とは別のコンピュータで実行されます。

個人用定義

作成したユーザ以外は見ることのできない (X クライアント、XDMCP 接続、ラウンチグループ、またはセッションの) 構成の設定。個人用定義は、作成したユーザであれば読み取りおよび書き込みが可能です。

公開定義

管理者によって、Reflection X Advantage ドメイン内のユーザが利用できるように設定された (X クライアント、XDMCP 接続、ラウンチグループ、またはセッションの) 構成の設定。公開定義は、管理者は読み取りおよび書き込みが可能で、他のすべてのユーザは読み取りのみが可能です。

制御 X サーバ

セッション内で、キーボードおよびマウス入力を制御する X サーバ。

帯域幅

ネットワークでのデータ転送率で、チャネル経由で転送できる情報の最大量 (Kbps または Mbps) を示します。

単体の X セッション

すべてのセッションコンポーネントが 1 台のコンピュータ上で実行している X セッション。

遅延

操作が開始されてから効果が出るまでの待ち時間です。ネットワークでのデータパケットの受信の遅れにはいくつかの原因があります。たとえば転送メディアや送受信ポイント間にあるネットワークデバイスの数などです。通常、ワークステーションとホスト間の物理的な距離が長くなるほど、遅延が発生する可能性が高くなります。

定義

セッションの内容を構成するための一連の関連する設定。定義はローカルに保存される場合と、ドメイン内に保存される場合があります。定義の種類には、X クライアントXDMCP 接続ラウンチグループ、およびセッション定義が含まれます。

定義ファイル

定義ファイル (*.rxd) には、Reflection X Advantage の構成情報が XML 形式で含まれます。このファイル形式を使用して、Reflection X Advantage との間で設定をエクスポートおよびインポートします。

内部認証

ドメインの機能に対するユーザアクセスを許可する、Reflection X Advantage が使用できる独自の認証システム。内部認証を使用するようにドメインを構成している場合、Reflection X Advantage によって、システムが許可するユーザ名、パスワードの内部データベースが管理されます。

分散 X セッション

セッションコンポーネントが複数のコンピュータ上で実行している X セッション。