ヘルプトピックのクイックアクセスガイド
Reflection X Advantage の機能
Reflection X Advantage は、リモートワークステーションから UNIX デスクトップを表示して X クライアントアプリケーションと一緒に使用できるようにするための X サーバです。Reflection X Advantage には、単体モードとドメインモードという、2 種類の動作モードがあります。
単体モードは、1 つのアプリケーション (既定でインストールされている X マネージャ) で提供されます。以前の Reflection X 製品のユーザにとっては、単体モードの Reflection X Advantage (ミッションクリティカルな X アプリケーションに確実かつシームレスにアクセスできるようにするバレットプルーフ X サーバ) はなじみの深いものでしょう。
ドメインモードでは、単体モードの全機能に加え、コストを増加させずに生産性を向上できる追加機能が補足されています。ドメインモードは複数のコンポーネント (X マネージャ (ドメイン接続用)、X 管理コンソール、および Reflection X サービス) で構成されます。これらの機能は既定ではインストールされません。また、ドメイン内のシステムごとに、別々のコンポーネントが必要です。
どのモードを選択しても、次の機能にアクセスできます。
- 複数のプラットフォームに対応:Reflection X Advantage を使用すると、過去最多の種類のデスクトップ環境 (Windows、Linux、Solaris、HP-UX、AIX など) から X ホストと X アプリケーションにアクセスできます。
- リアルタイムの共同作業:Reflection X Advantage のセッション共有/転送機能によって、同僚が同じアプリケーションを同時に見たり、1 人のユーザから他のユーザにセッションの制御を転送したりすることができます。
- パフォーマンス向上のオプション:Reflection X Advantage を使用すると、リモートセッションサービスを使用して狭い帯域幅や遅延の多い接続の問題を解決することができます。Reflection X の分散セッションを構成する際には、表示の更新に必要なプロトコルのみがネットワーク経由で送信されます。このため、遅延が多い場合のパフォーマンスが大幅に向上します。帯域幅が狭い場合、Reflection X はリモート X サーバに送信するプロトコルを自動的に圧縮します。
- FIPS 140-2 検証に対応した完全統合 Secure Shell:Reflection X Advantage を使用すると、X サーバと統合されたシングルベンダのセキュリティソリューションを利用できます。
- X11 の拡張機能に対応:Reflection X Advantage は、GLX、Render、Damage、Shape、XFixes などの主要な X11 の拡張機能に対応しています。
- 全角文字を入力するためのネイティブ IME に対応:ネイティブ IME への対応により、ご使用のワークステーションの入力方式エディタ (IME) を使用して (日本語、韓国語、中国語などの) 文字を構成できます。Reflection X Advantage の XIM (X11 Input Method) サーバは、構成されたテキストを IME から取得し、XIM-aware クライアントに渡します。このため、新しい入力方法を習得しなくてもさまざまな X クライアントで作業できます。
- X.509 証明書の認証:Secure Shell 接続には、ユーザ認証とホスト認証の両方が必要です。Reflection X Advantage は、ユーザ認証の標準オプション (パスワードと公開鍵) のほか、X.509 証明書を使用した認証にも対応しています。証明書は、Reflection X Advantage ストア、ローカルディレクトリ、Windows 証明書ストア、スマートカードなどのデバイスに保存できます。また、Reflection PKI Services Manager をダウンロードしてインストールすると、X.509 証明書を提示するホストを認証するように Reflection X Advantage を構成することができます。Reflection PKI Services Manager は追加料金なしで使用できます。
ドメインモードで使用できる追加機能は次のとおりです。
- セッション構成の一元化:Reflection X Advantage のドメイン機能によって、エンドユーザのセッション設定が簡単になりました。管理者は 1 つの場所で一元的にセッションを作成、保持し、ユーザに対してこれらのセッションへのアクセスを許可することができます。ユーザはこのように一元的に構成されたセッションを使用することで迅速に作業を開始できます。また、自分のワークステーション上で各セッションを作成、構成することができます。
- 会社や自宅、外出先などからの確立されたセッションへの柔軟かつ迅速なアクセス:ある場所でセッションから抜けて、別の場所からそのセッションに再び参加できます。クライアント接続の再確立に時間はかかりません。
- セッションの保護:実行中のセッションから抜ける際に、フェイルオーバーを使用してセッションが失われないよう保護することができます。このオプションを使用すると、ネットワークやハードウェアに障害が発生しても、抜けた時の状態で作業に戻ることができます。
- ドメイン認証サービス:現在の認証プロセスを利用して、Reflection X Advantage のドメイン認証を行います。次のいずれかの認証方法を使用します。Windows、PAM (Pluggable Authentication Modules)、LDAP (Lightweight Directory Access Protocol)、および Reflection X 内部。
- 負荷分散:分散セッション環境では複数台のコンピュータに Reflection X Advantage がインストールされるため、セッションを複数のドメインノードで実行できます。セッションが開始されると、そのセッションは最も負荷の少ないドメインノードで実行されます。
はじめに
操作モード
Windows デスクトップでの X クライアントアプリケーションの実行
XDMCP によるホストデスクトップへのアクセス
操作手順
ドメインモードのトピック
Reflection X Advantage ドメインの管理
サンプルドメインの構成
X 管理コンソールの使用
Web マニュアル
Reflection X Advantage - 技術リソース
Reflection X 2014 - 技術リソース
Reflection Pro 2014 - 技術リソース
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