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ドメインの設定:別のコンピュータでセッションから抜け、再び参加する

このサンプル構成では、個人の Reflection X Advantage ドメインを構成し、会社のコンピュータで開始したセッションの作業を、自宅で簡単に続行する方法を示しています。作業を中断した時点から再開できます。

 

X サーバディスプレイ

 

この構成のコンポーネントは以下のとおりです。

コンピュータ

説明

会社のコンピュータ (1)

ドメインコントローラ、X マネージャ (ドメイン接続用)、および管理コンソールを実行します。このコンピュータにアクセス可能な、X マネージャ (ドメイン接続用) を実行しているすべてのコンピュータから、セッションにアクセスできます。

自宅のコンピュータ (2)

X マネージャ (ドメイン接続用) を実行します。

X クライアントホスト (3)

X クライアントアプリケーションを実行するコンピュータです。

 

ドメインコンポーネントを設定するには

  1. 会社のコンピュータで次の機能をインストールします。

    X 管理コンソール

    ドメインサービス (ドメインコントローラ機能を含む)

    X マネージャ (ドメイン接続用)

    テンプレート

  2. 会社のコンピュータで管理コンソールを起動し、Windows ドメインの資格情報を使用してログオンします。[ドメイン名] に自分のコンピュータの名前を入力します。
  3. ウィンドウの左側に表示されるタブで、[認証] をクリックします。

    自分の名前がユーザアカウントのリストに追加されており、管理者として選択されていることを確認します。既定では、最初にログオンするユーザは Reflection X Advantage ドメイン管理者に設定されています。 このサンプル構成では、追加の認証構成は不要です。

    次の手順では、会社のコンピュータがドメインノードとして機能するよう構成します。ノードを作成すると、X マネージャ (ドメイン接続用) を閉じた後でもドメインがサスペンドされたセッションを維持できます。

  4. コマンドプロンプトウィンドウ (Windows の場合) または端末ウィンドウ (UNIX の場合) を開いて、次のコマンドを実行します。

    rxsconfig join localhost

    管理者の資格情報を求められます。このコンピュータのログオンに使用するユーザ名とパスワードを入力します。ノードが作成されたことを示すメッセージが表示されます。管理コンソールの [ドメインノード] の下の [ドメインの構成] 画面に、自分のコンピュータが表示されます。

  5. 自宅のコンピュータに X マネージャ (ドメイン接続用) をインストールします。

会社でセッションを構成して開始するには

  1. 会社のコンピュータで X マネージャ (ドメイン接続用) を起動し、管理コンソールで使用するものと同じユーザ名とパスワードでログオンします。ドメインに会社のコンピュータの名前を指定します。
  2. サスペンド中のセッションに対応するセッション定義を作成します。これを行うには、[全般] タブの [リモートセッションサービス] で、[セッションのサスペンド/再開] を選択します。
  3. X クライアントまたは XDMCP 接続を構成し、[セッション] を手順 2 で作成したセッションに設定します。
  4. X クライアントまたは XDMCP 接続を起動し、作業を行います。
  5. 帰宅時に、[セッションの定義] から、実行中のセッションを右クリックして [セッションから抜ける] コマンドをクリックします。
  6. X マネージャを閉じてこのコンピュータを実行したままにしておきます。

    注意:セッション保持を有効にしてセッションを実行したままにしたため、サーバはディスプレイを生成しなくてもアクティブのままです。この状態を確認するには、管理コンソールを起動して [ドメインの状況] タブをクリックし、[実行中のセッション] を表示します。

自宅のコンピュータから実行中のセッションに参加するには

  1. 自宅のコンピュータが会社の実行中のコンピュータにネットワークアクセスできることを確認します。
  2. X マネージャ (ドメイン接続用) を起動して会社のコンピュータと同じユーザ名とパスワードでログオンします。ドメインに会社のコンピュータの名前を指定します。
  3. 実行中のセッションを右クリックして [参加] コマンドをクリックします。

X クライアントホストでのセッションの保持

上記の構成の場合、セッションコンポーネントは会社のコンピュータで実行されます。つまり、自宅からセッションに再び参加するには、会社のコンピュータを実行したままにしておく必要があります。

その他の可能な構成を以下に示します。この構成では、ドメインコントローラとドメインノードが X クライアントアプリケーションを実行するコンピュータと同じコンピュータで実行されます。これを構成するには、ドメインコントローラを X クライアント ホストにインストールし、そのホスト上でドメインノードを作成します。この設定では、自宅と会社のコンピュータを両方シャットダウンしても、セッションを X クライアントホストでアクティブのままにしておくことができます。

 

X クライアントホストでのセッションコンポーネントの実行

関連項目

単体の X マネージャのリモートセッションサービス

ドメインコンポーネントの設定

ドメインの認証

[リモートセッションサービス] - X マネージャ (ドメイン接続用)

インストールと移行