Secure Shell クライアントが使用するファイル

Reflection for Secure IT Secure Shell クライアントは、以下のファイルを使用します。

ユーザ固有の Secure Shell ファイル

これらのファイルは、現在 Windows にログインしているユーザ用の Secure Shell 接続に影響します。ファイルはユーザの .ssh フォルダにあります。

config

ユーザの構成ファイル。このファイルには、SSH 構成セクションで編成された Secure Shell 設定が含まれています。このファイルの内容は、[Reflection Secure Shell の設定] ダイアログボックスで設定を変更するたびに更新されます。また、任意のテキストエディタを使用して、手動でこのファイルを編集することもできます。構成ファイルのキーワードリファレンス項目に、Reflection Secure Shell クライアントが対応しているキーワードの一覧が記載されています。

known_hosts

[Reflection Secure Shell 設定] ダイアログボックスの [ホスト鍵] タブで [信頼されるホスト鍵] 一覧を更新したとき、または [ホスト鍵認証] プロンプトで [常時] と答えたときに、Reflection は自動的にこのファイルを更新します。

システム全体の Secure Shell ファイル

これらのファイルは、コンピュータのすべてのユーザの Secure Shell 接続に影響します。これらのファイルは、手動で作成して Reflection アプリケーションデータフォルダに配置する必要があります。

ssh_config

システム全体の構成ファイル。このファイルは、ユーザ構成ファイルに指定されていない値に対してマシン全体の既定値を提供します。

ssh_known_hosts

既知のホスト鍵のシステム全体の一覧。このファイルには、組織内のすべてのコンピュータの公開ホスト鍵を入れる必要があります。このファイルには、「システム名、公開鍵、およびオプションのコメントフィールド」の形式 (フィールドはスペースで区切られます) で 1 行に 1 つの公開鍵が含まれています。同じコンピュータに異なる名前を使用するときは、このようなすべての名前をコンマで区切って一覧にする必要があります。ユーザがログインすると、クライアントホストを確認するために (ネームサーバから戻される) 正規のシステム名が使用されます。Secure Shell はキーを確認する前にユーザから与えられた名前を正規の名前に変換しないため、その他の名前が必要です。これは、ネームサーバにアクセスできる人物がホスト認証を欺くことが可能であるためです。この一覧の鍵を表示できますが、[Reflection Secure Shell の設定] ダイアログボックスの [ホスト鍵] タブにある [グローバルホスト鍵] 一覧で編集することはできません。

注意:構成ファイル内の GlobalKnownHostsFile キーワードを構成すると、ホスト鍵データベースの代替場所を構成できます。

PKI サポート用に Reflection が使用するファイル

これらのファイルは、PKI (公開鍵インフラストラクチャ) を使用して認証するように Reflection を構成した場合に使用されます。これらのファイルはユーザの .pki フォルダにあります。

pki_config

Reflection 証明書マネージャを使用して構成した設定が保存されます。これらの設定はすべての Reflection セッションで使用されます。

trust_store.p12

Reflection 証明書マネージャに追加される信頼されたルート証明書が含まれる PKCS#12 形式のファイル。

identity_store.p12

Reflection 証明書マネージャに追加される秘密鍵および証明書が含まれる、PKCS#12 形式のファイル。

cert_cache

中間ルート証明書のキャッシュ。このファイルを削除すると、キャッシュをクリアできます。

crl_cache

CRL (Certificate Revocation List) キャッシュ。このファイルを削除すると、キャッシュをクリアできます。

関連項目

設定ファイル

Secure Shell クライアント構成ファイル

構成ファイルのキーワード参照 - Secure Shell 設定

構成ファイルのキーワード参照 - 端末エミュレーション設定