旧バージョンからのアップグレード
Reflection for the Web 7.x または 8.x
ローカルコンピュータやサーバに古いバージョンの Reflection for the Web がインストールまたはキャッシュされている場合は、以下の手順に従って最新バージョンの Reflection for the Web にアップグレードしてください。アップグレードする場合は、以下に示す手順を、その順序で実行することをお勧めします。
Reflection for the Web 7.x または 8.x からアップグレードするには、以下の手順に従います。
- Reflection for the Web 7.x または 8.x のアンインストール
- Reflection for the Web 9.0 のコンポーネントのインストール
- 古いファイルのアップグレード
ステップ 1:Reflection for the Web 7.x または 8.x コンポーネントのアンインストール
注意: インストールの方法にかかわらず、管理者用 Web ステーションの [外字] セクションを使用してカスタム文字を EBCDIC 値に割り当てていた場合、これらのマッピングを保持するには、[Reflection 管理サーバのインストール先]/ReflectionData/ ディレクトリにある udc.xml ファイルをコピーおよび保存してください。
自動インストール
自動インストーラを使用した場合は、以下のいずれかの手順に従って、Reflection for the Web 7.x または 8.x ファイルをサーバから削除してください。
- Windows:[スタート] - [プログラム] - [WRQ Reflection for the Web] - [WRQ Reflection for the Web Uninstallation] をクリックします。
- Windows:[インストール先フォルダ]\_uninst\ フォルダから uninstaller.exe を実行します。
- HP、Linux、または Solaris:[インストール先フォルダ]/utilities/ ディレクトリから uninstaller.sh を実行します。ディレクトリに移動し、次のコマンドを入力します。
./uninstaller.sh
上記のいずれかの操作を実行することで、Reflection 管理サーバおよびセキュリティプロキシサーバの構成が維持されます。アンインストール時に、変更したファイルを保存するよう要求されます。
手動インストール
アーカイブファイルを使用してインストールした場合は、以下のファイルとフォルダを保存してからアンインストールを実行します。
- Reflection 管理サーバ:
[Reflection 管理サーバのインストール先]/jakarta-tomcat-[バージョン番号]/webapps/rweb/WEB-INF/ ディレクトリ
にある web.xml ファイルをコピーおよび保存します。
[Reflection 管理サーバのインストール先]/jakarta-tomcat-[バージョン番号]/webapps/rweb/ または
[Reflection 管理サーバのインストール先]/jakarta-tomcat-[バージョン番号]/webapps/rweb/gm/ ディレクトリ
のカスタマイズしたすべてのファイルをコピーして保存します。
[Reflection 管理サーバのインストール先]/jakarta-tomcat-[バージョン番号]/webapps/rweb/session/ ディレクトリ
の非保護の静的セッションをコピーおよび保存します。
これらのセッションは、webapps ディレクトリ内のほかのディレクトリに保存される場合があります。詳細については、
「静的セッションのアップグレード」
を参照してください。
[Reflection 管理サーバのインストール先]/ReflectionData/ ディレクトリ
をコピーおよび保存します。
cacerts をコピーして
[Reflection 管理サーバのインストール先]/_jvm/lib/security/ ディレクトリに保存します。
- セキュリティプロキシサーバ:
[セキュリティプロキシのインストール先]/conf/ ディレクトリおよび
[セキュリティプロキシのインストール先]/keystores/ ディレクトリ
をコピーおよび保存します。
これにより、server.properties ファイルおよび証明書が保存されます。
- メータリングサーバ:
[メータリングサーバのインストール先]/jakarta-tomcat-[バージョン番号]/rwebmeter/WEB-INF/ ディレクトリ
にある web.xml ファイルをコピーおよび保存します。
- サーブレット起動スクリプト:
[Tomcat のインストール先]/jakarta-tomcat-[バージョン番号]/conf/ ディレクトリ
にある Tomcat キーストアをコピーおよび保存します。
- Reflection for the Web コンポーネントをインストールしたディレクトリを削除します。
ステップ 2: Reflection for the Web 9.0 のコンポーネントのインストール
次に、Reflection for the Web 9.0 のコンポーネントをインストールします。以前のバージョンからアップグレードする場合は、以下の手順に従います。
- Web サーバからアクセスできない場所に Reflection for the Web 9.0 をインストールします。必ず、Web サーバからアクセスできないディレクトリを選択する必要があります。Reflection for the Web 9.0 を Reflection for the Web 7.x または 8.x と同じディレクトリ構造にインストールします。
- インストール手順
を選択して、その指示に従ってください。
ステップ 3: 古いファイルのアップグレード
自動インストール
自動インストール処理を実行した場合は、Reflection 管理サーバとサーブレット起動スクリプトの設定が保存されています。ファイルをカスタマイズしたり、管理サーバの信頼されている証明書一覧に証明書を追加したり、静的セッションを保存したりしていなければ、これ以上のアップグレード手順は必要ありません。JCE ポリシーファイル、UDC ファイル、その他のカスタマイズ済みファイル、または証明書をアップグレードするには、「すべてのインストールタイプについて」の手順に従います。セッションマネージャを使用して保存しなかったセッションまたは手動で編集したセッションをアップグレードするには、
「静的セッションのアップグレード」
の手順に従います。
セキュリティプロキシサーバのアップグレードは完了しています。セッションマネージャで既存の安全なセッションを編集したり、安全なセッションを新規作成できるように、セキュリティプロキシサーバ設定を管理者用 Web ステーションにエクスポートします。セキュリティプロキシウィザードを実行します。[保存] をクリックして設定を保存します。管理サーバに設定をエクスポートするよう要求されます。管理サーバ名、ポート、およびコンテキストが正しいことを確認してから、[エクスポート] をクリックします_B
メータリングサーバのアップグレードは完了しています。設定が正しく保存されたことを確認するには、メータリング構成ツールを開きます。構成の詳細については、
「メータリングコンポーネントの設定」を参照してください。
手動インストール
アーカイブファイルを使用してインストールした場合は、以下のファイルが正しくコピーまたは編集されていることを確認します。
- Reflection 管理サーバ:
- 元の ReflectionData ディレクトリを Reflection 管理サーバの新しいディレクトリ構造にコピーします。
- web.xml ファイルを編集します。ReflectionData フォルダへのパスと sslport の値を保存済みの web.xml ファイルから、[Reflection 管理サーバのインストール先]/jakarta-tomcat-[バージョン番号]/rweb/WEB-INF/ にある新しい web.xml ファイルにコピーします。
- ログインページとリンクリストページをカスタマイズした場合は、[Reflection 管理サーバのインストール先]/jakarta-tomcat-[バージョン番号]/rweb/gm_nnn/ バックアップディレクトリの LauncherHTML.jsp ファイルを /gm/ ディレクトリにコピーします。
- 古い cacerts を
[Reflection 管理サーバのインストール先]/_jvm/lib/security/ ディレクトリにコピーします。
- セキュリティプロキシサーバ:
ステップ 1 で保存した /conf/ および /keystores/ ディレクトリを、新しいセキュリティプロキシのインストールディレクトリにコピーします。
セッションマネージャで既存の安全なセッションを編集したり、安全なセッションを新規作成できるように、セキュリティプロキシサーバ設定を管理者用 Web ステーションにエクスポートします。セキュリティプロキシウィザードを実行します。[保存] をクリックして設定を保存します。管理サーバに設定をエクスポ_[トするよう要求されます。管理サーバ名、ポート、およびコンテキストが正しいことを確認してから、[エクスポート] をクリックします。
- メータリングサーバ:
web.xml ファイルを編集します。保存した web.xml ファイルに記録された ReflectionData フォルダのパスを、[メータリングサーバのインストール先のパス]/jakarta-tomcat-[バージョン番号]/webapps/rwebmeter/WEB-INF/ ディレクトリにある新しい web.xml ファイルにコピーします。
- サーブレット起動スクリプト:
保存した Tomcat キーストアを
[インストール先のパス]/jakarta-tomcat-[バージョン番号]/conf/ にコピーします。
テキストエディタで、[インストール先のパス]/jakarta-tomcat-[バージョン番号]/conf/server.xml を開きます。
HTTP ポートまたは HTTPS ポートに必要な変更を加えます。
すべてのインストールタイプについて:
- JCE ポリシーファイル:
以前のバージョンの Reflection における 192 ビットおよび 256 ビットの AES 暗号化をサポートするために、Sun の Web サイトから JCE 無制限強度ポリシーファイルをインストールした場合、この時にダウンロードしたファイルは、自動アンインストールの際に通知なしで管理サーバからアンインストールされます。自動インストール機能を使用してインストールした場合は、JRE バージョン 5.0 がインストールされています。192 ビットと 256 ビットの AES 暗号化を引き続き_Tポートするには、最新バージョンの JCE 無制限強度ポリシーファイルを Sun の Web サイトからダウンロードしてインストールする必要があります。詳細については、セキュリティプロキシウィザードのヘルプを参照してください ([セキュリティプロキシウィザード] - [プロキシ] - [追加] または [変更] - [追加] または [変更] - [ヘルプ] を選択)。
- 外字の割り当てツール:
ステップ 1 で udc.xml ファイルを保存し、外字の割り当てを保存した場合は、バージョン 9.0 の新しい ReflectionData ディレクトリにその udc.xml ファイルをコピーします。
- サーブレット起動スクリプト:
tomcat.zip をインストールしている場合は、JDK を Java 2 (バージョン 5.0 推奨) にアップグレードします。
- 信頼されている証明書:
自動インストールの場合: 証明書を管理サーバの信頼されている証明書一覧に追加している場合、インポートされた証明書は cacerts ファイルに保存されています。このファイルは、以前のバージョンのアンインストール時に Reflection 管理サーバのインストール先のルートに自動的に保存され、名前が変更されています。新しい名前は、cacerts_000 のように、アンダースコアと 3 桁の数字が元のファイル名に追加されて作成されます。このファ_Cルを新しい [Reflection 管理サーバのインストール先]/_jvm/lib/security/ ディレクトリにコピーし、ファイル名を cacerts に変更します。
- SSL クライアント証明書または SSH ユーザ鍵:
クライアント認証をバージョン 7.x または 8.x で有効にした場合は、クライアント証明書ファイル client.pfx が各クライアントコンピュータの user.home フォルダに保存されています。通常、最新バージョンの Reflection では、user.home\reflectionweb\ に保存されます。これらのファイルを元の場所から新しい場所に移動する必要があります。例えば、Windows 2000 または XP の場合、新しい場所は C:\Documents and Settings\[ユーザ名]\reflectionweb\ などになります。
HP セッションまたは VT セッションで安全なシェルトランスポートを使用し、ユーザ鍵を使って認証した場合、公開鍵と秘密鍵のペアはクライアントの user.home\.ssh\ ディレクトリにインストールされています。通常、最新バージョンの Reflection では、user.home\reflectionweb\.ssh\ にインストールされます。これらのファイルをクライアントコンピュータ上の元の場所から新しい場所に移動する必要があります。例えば、Windows 2000 または XP の場合、新しい場所は C:\Documents and Settings\[ユーザ名]\reflectionweb\.ssh\ などになります。
- カスタマイズされたファイル:
保護されていない静的セッションを保存するには、
「静的セッションのアップグレード」を参照してください。
バージョン 7.x または 8.x の LauncherHTML.jsp ファイルを保存した場合に設定を保持するには、新しくインストールした Reflection for the Web の [Reflection 管理サーバのインストール先]/jakarta-tomcat-[バージョン番号]/webapps/rweb/gm/ に LauncherHTML.jsp を保存します。
- IIS の統合:
以前インストールした Reflection for the Web が IIS と統合されており、自動インストーラを使用してインストールした場合、統合の検出と設定の再構成はインストール時に既に完了しています。アーカイブファイルを使用してインストールした場合は、IIS ウィザードを再実行する必要があります(詳細については、
「IIS ウィザードの実行」を参照してください)。
HTTPS ポート番号を入力し、[次へ]、[完了] の順にクリックします。
次に必要な手順
- 管理者用 Web ステーションの起動
- セキュリティプロキシサーバの設定 (オプション)
- メータリングサーバの設定 (オプション)
インストールガイドホーム
準備
インストール
アップグレード
Web ステーションの起動
構成
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