SOCKS の概要SOCKS は、内部および外部のネットワークに対して、安全で制御されたアクセスを提供するために、ファイアウォールホストシステムとともに使用されるソフトウェアプロトコルです。SOCKS が有効なアプリケーションからネットワーク接続が要求されると、SOCKS クライアントソフトウェアは接続の許可を求めて、SOCKS サーバソフトウェアと通信します。許可された場合は、接続が確立されます。許可されなかった場合は、SOCKS サーバが接続要求を拒否します。 SOCKS サポートを有効にするには、[セキュリティのプロパティ] ダイアログボックスの [SOCKS] タブを使用します (あるいは、Secure Shell 接続も構成する場合、[Reflection Secure Shell の設定] ダイアログボックスを使用します)。SOCKS サポートを有効にする場合は、SOCKS クライアントを設定する必要があります。クライアントの設定には 2 つの方法があり、要求されたすべての接続が通過しなければならない SOCKS プロキシサーバを 1 つ指定するか、宛先アドレスごとに特定の SOCKS サーバを指定 (または、特定の宛先アドレスに対して SOCKS プロキシサーバが回避されるように要求) する方法があります。 SOCKS プロトコルが有効になっていて、Reflection アプリケーションを使用してリモートホストへの接続を要求すると、Reflection は接続要求がファイアウォールシステムを通らなければならないかを判断します。ファイアウォールシステムを使用しなければならない場合、アプリケーションは SOCKS プロトコルを使用して SOCKS サーバソフトウェアと通信し、そのソフトウェアによって接続が許可されるかを判断します。 Reflection SOCKS クライアントは SOCKS バージョン 4 に準拠し、SOCKS バージョン 4 または 5 のサーバで動作します。 注意: 接続要求の許可の前に SOCKS サーバで認証を必要とする場合、識別デーモンを実行する必要があります。識別デーモン (IdentD) は、2 つのホスト間の TCP 接続を認証します。ファイアウォールを越えた接続要求許可の前に認証を必要とする SOCKS サーバもあります。この認証の実行にも識別デーモンが実行されている必要があります。 | ||
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