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概要

Attachmate Reflection 2011 へようこそ。このフル機能のデスクトップアプリケーションを使って、ホストアプリケーションを実行したり、ファイルを転送したり、ホストデータを最新の Windows および Office ソフトウェアアプリケーションに統合したりすることができます。複数のドキュメントを開いて作業するような、普段行っている要領で、複数の端末セッションや Web ページを 1 つのワークスペースで実行できます。

端末エミュレーションを提供する Reflection では、PC を使用して以下に接続できます。

  • Telnet または Telnet Extended (TN3270/E) を使用する 3270 端末または 3287 プリンタとしての IBM メインフレーム。
  • Telnet (TN5250/E) を使用する 5250 端末または 3812 プリンタとしての AS/400 または iSeries ミッドレンジコンピュータ。
  • さまざまな接続方式を使用する UNIX または Open VMS ホスト。

    注意:インストールしている Reflection のバージョン、ライセンス契約の詳細、およびシステム管理者により適用されるセキュリティ設定によっては、このガイドで解説している接続の種類および機能の一部が使用できない場合があります。

製品のエミュレーションに Reflection または EXTRA! を使用した経験のあるユーザであれば、Attachmate Reflection 2011 に多くの新機能があることに気が付くはずです。これらの機能は Reflection と EXTRA! の最高のエミュレーション機能を 1 つのソリューションにまとめたもので、Microsoft Windows 7 および Microsoft Office 2010 向けに最適化されています。

以下は、Reflection で新しく拡張された多数のユーザインタフェース、生産性、管理、およびセキュリティ機能の概要です。

  • ユーザインタフェース

    3 種類のユーザエクスペリエンスから選択できます。[リボン]、[ブラウザ]、または [クラシック] です。Reflection の [リボン] では、統合検索およびテーマのサポートを含め、Windows 7 および Microsoft Office 2010 のルックアンドフィールを採用しています。Reflection の [ブラウザ] では、画面の専有面積が最大化される最新の Web ブラウザと似たルックアンドフィールを採用しています。[クラシック] インタフェースでは、従来の Attachmate Reflection および EXTRA! X-treme 端末エミュレーションアプリケーションとよく似た機能を提供します。X-treme terminal emulation applications.

    [リボン] および [ブラウザ] インタフェースには複数のドキュメントインタフェースがあり、複数のセッションをタブ付きドキュメントとして開くことができます。これらのインタフェースでは、Reflection ワークスペース内で Web ページを表示したり、Web ページとやり取りしたりすることができます。

  • 生産性ツール

    Reflection は Microsoft Office と密接に統合されており、最近の入力履歴、スクラッチパッド、オートコンプリート、自動拡張、スペルチェック、および画面履歴など、ユーザの効率を上げるための生産性機能に対応しています。Microsoft Office 2003 以降がインストールされていれば、電子メールメッセージ、連絡先、予定、メモ、タスク、およびワープロドキュメント中のホストデータを利用できます。

  • 管理

    ホストの仕様を含むカスタマイズされた 3270、5250、および VT セッションドキュメントを作成して配布するか、ワークスペースまたはレイアウトに Web ページを追加できます。セッションドキュメントには、セッションの動作のカスタマイズに使用できるマウスボタンの割り当て、キーボードの割り当て、テーマファイル、ホットスポットファイル、およびリボンへのポインタが含まれます。また、マクロ、スクリプト、実行ファイル、およびその他のオプションをコンテキストメニューに追加して、各セッションをカスタマイズできます。

    IP バージョン 6 (IPv6) のアドレスを使用するホストには接続できません。また、接続が失敗したり中断したりした場合に Reflection が自動的に接続するバックアップホストを指定できます。

    Attachmate Reflection 2011 のライセンスメータリングは、Web 管理コンソールのオプションの Reflection Administrator または Reflection から使用できます。

  • セキュリティサービス

    Reflection には、機密ホストデータにアクセスして使用できるユーザを決定するための次のセキュリティ機能があります。

    • インストール用ユーザアカウントコントロール (UAC) — Microsoft Installer (.msi) パッケージとロックダウン機能を構築します。
    • オンライン証明書失効の確認 — 安全に接続している場合は、OCSP (Online Certificate Status Protocol) を使用して、証明書の信頼性を確認してください。OCSP を使用すると、CTL (Certificate Trust List) をより高速に確認できます。
    • 信頼された場所トラストセンター で指定する信頼された場所からのみドキュメントを開くことで、セキュリティの問題の発生を防ぎます。
    • 拡張情報プライバシに対応 (Expanded Information Privacy Support) — ホスト画面または画面履歴などの生産性機能で入力または保存されている、クレジットカードおよびデビットカードのプライマリアカウント番号や、その他の機密データを保護します。

    メインフレームのセキュリティを強化するために、オプションの Reflection Administrator を使用して、安全なトークン認可を含むホストの前に保護のレイヤを追加することができます。

  • オートメーションと開発者に対応

    Reflection オブジェクト指向 API モデルを使用して、.NET API、Visual Basic for Applications (VBA)、および HLLAPI を使用する端末セッションと Web ページに機能を追加します。VBA 開発環境の機能を使用して、VBA スクリプトを作成して実行することもできます。.NET API と VBA のドキュメントは、ワークスペースフレームの [ヘルプ] ボタンから参照できます。

    レイアウトファイルを使うと、Reflection の複数のインスタンスの Reflection .NET API に同時にアクセスできます。API セキュリティ設定を使用すると、API またはマクロ呼び出し経由でアプリケーションへのアクセスを制御できます。

  • 以前のバージョンへの対応

    Attachmate Reflection 2011 では、以前の製品への投資が保護されます。

    以前の Reflection および EXTRA! で作成したマクロとスクリプト (暗号化された EXTRA! マクロを含む) を実行および編集することもできます。また、Micro Focus RUMBA 、IBM PComm (マクロファイルの種類) 、または Jolly Giant QWS3270 で作成したマクロがある場合は、これらのマクロも実行できます。

    すべての新機能の一覧については、「Attachmate Reflection 2011 R3 リリースノート」を参照してください。

関連項目

ユーザインタフェース

生産性ツール

データおよび情報プライバシの保護