セッションファイルの暗号化
3270、5250、および Open Systems のセッションドキュメントは、不正な変更を防ぐために暗号化することができます。暗号化することによって、セッションドキュメントのデータはスクランブルされ、不正なユーザがファイルの中身を読んだり、変更したりすることを防ぐのに役立ちます。最大の効果を得るためには、ドキュメントの暗号化と、アクセス許可マネージャの暗号化オプションを組み合わせて使用します。
Reflection では、暗号化済みのセッションドキュメント形式で保存することによって、簡単にセッションを暗号化できます。
あるいは、Reflection とともにインストールされる FileEncrypt.exe を使用してドキュメントを暗号化することもできます。このプログラムは、セッションドキュメントが暗号化されているかどうかを調べて、暗号化されている場合にそれらのドキュメントを解読することもできます。
Reflection でセッションを暗号化するには
- セッションドキュメントを開きます。
- Reflection ボタンの [名前を付けて保存] を選択します。
- [ファイルの種類] メニューで、利用可能な暗号化形式を選択し、[保存] をクリックします。
FlieEncrypt.exe を使用して、セッションを暗号化、解読、またはテストするには
- コマンドラインで、以下のいずれかのコマンドを入力します。
目的
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入力コマンド
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ドキュメントの暗号化
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fileencrypt /e [file_in] [file_out]
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ドキュメントの解読
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fileencrypt /d [file_in] [file_out]
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ドキュメントの暗号化のテスト
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fileencrypt /t [file_in]
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記号の意味
[file_in] = 暗号化するファイル名。拡張子と相対パスを含みます。
[file_out] = (オプション) 出力ファイルに付ける新しいファイル名です。
例えば、次のように指定します。
fileencrypt /e Session.rd3x SessionEncrypted.rd3x
注意: FileEncrypt.exe は、現在のディレクトリにあるセッションファイルのみを検索します。また、ファイルの暗号化/解読では管理者用資格情報を必要とします。
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