デバイス名の構成
5250 端末セッションでは、デバイス名は、ホストに接続する時のサインオン画面に表示されます (デバイス名は、表示名またはワークステーション ID とも呼ばれます)。
固有のカスタマイズしたデバイス名が生成されるよう、セッションを構成できます。デバイス名の値に特殊文字を含めて、デバイス名の表示方法および数字の増分方法を指定できます。
デバイス名を構成しない選択をした場合、AS/400 は、QPADEV<####> の形式でセッションにデバイス名を自動的に割り当てます。
デバイス名を構成するには
- 5250 端末セッションを開きます。
- クイックアクセスツールバーから [ドキュメントの設定] ボタンをクリックします。 [ホスト接続] の下の [接続設定の構成] をクリックします。
- [デバイス名を生成する] チェックボックスがオンになっていることを確認します。
- [デバイス名] フィールドにデバイス名を入力し、[OK] をクリックしてセッションを保存します。
デバイス名は最長 10 文字までで、値の一部として次の文字のうち任意の文字を含めることができます。
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文字
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指定内容
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*
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固有のデバイス名を作成するのに使用するアルファベットのカウンタ。A、B、C などに置き換えられます。すべてのアルファベットを使用した後は、「AA」、「AB」、「AC」などのデバイス名が生成されます。
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%
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セッションの種類。プリンタセッションの場合には P に、端末セッションの場合には S に置き換えられます。
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=
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固有のデバイス名を作成するのに使用する数字のカウンタ。1、2、3 などに置き換えられます。
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&COMPN
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ローカルワークステーション名。生成された名前が半角 10 文字を超える場合、左端から削除されます。
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&USERN
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ローカルユーザ名。生成された名前が半角 10 文字を超える場合、左端から削除されます。
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+
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&COMPN または &USERN で左端から削除しないで、右から削除します。この文字は、文字列内のどこにでも配置できます。
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注意:
- これらの記号と組み合わせて使用できる文字列は 1 つだけです。複数の文字列を使用すると、2 番目の文字列が削除されます。例えば、%MyDevice= は有効です。一方、%My=Device は無効であり、システムによって &My= として扱われます。
- 同じ文字列に &COMPN と &USERN の両方を使用することはできません。
- このボックスが空白の場合は、ユーザのセッションで使用するデバイスを AS/400 が作成します。
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例:
- [デバイス名] を「%ABC=」に設定すると、端末セッションにデバイス名 SABC1 が生成されます。これが拒否された場合、SABC2、SABC3 という順に試行されます。
- [デバイス名] を「%123*」に設定すると、最初の端末セッションには S123A、2 番目のセッションには S123B という順にデバイス名が生成されます。
- [デバイス名] を「&COMPN*」に設定すると、コンピュータ名が Computername の場合、最初の 3 セッションに対して puternameA、puternameB、puternameC が生成されます。
- [デバイス名] を「%My=Device」に設定すると、SMy が生成されます。一度に使用できるのは 1 文字列リテラルのみのため、2 番目の文字列リテラル (Device) は無視されます。
- [デバイス名] を「+&USERN*」に設定すると、コンピュータのユーザ名が karlschmidt の場合、最初の 3 セッションに対して karlschmiA、karlschmiB、karlschmiC が生成されます。
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